マルタ拠点の仮想通貨ファンド「トライデント・クリプトファンド(Trident Crypto Fund)」のユーザー25万人以上のユーザー名とパスワードなどが流出し、オンライン上で公開された。ロシアのニュースメディア、イズベスチアが報じた

イズベスチアは、サイバーセキュリテイ企業デバイスロックの技術幹部の証言をもとに、トライデントのユーザーの電子メールアドレスや携帯電話番号、パスワード、IPアドレスといったデータが2月20日に様々なファイル共有サイトにアップロードされたと報じた。

報道によれば、3月3日には12万件近くのパスワードを公開しており、ユーザーのアカウントがログインされて、資金にアクセスされてしまう恐れがあるという。

1万人のロシア人に影響

イズベスチアによれば、今回のデータ流出はロシアの市民に大きな影響を与える可能性があるとい。データベース内には1万人近くのロシア人のデータが含まれているという。

イズベスチアに証言したセキュリティ企業幹部は、「仮想通貨ファンドを巡っては、ロシアでは初めての大規模な情報漏洩になる」と語っている。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン