新しい仮想通貨デリバティブ取引所に対する、仮想通貨界の大物たちの投資は、次の強気相場が機関投資家によって推進される可能性があることを示唆している。

仮想通貨企業のグローブ(Globe)は、デリバティブ取引所を立ち上げることを目指し、300万ドルのシード資金を調達した。グローブの新しいプラットフォームでは、機関投資家を仮想通貨の世界に引き込むことを目的としている。

この仮想通貨ベンチャー企業のアーリーステージの投資家には、ビットコイン支持者のティム・ドレイパー氏や、ブロックチェーン投資ファンドのパンテラ・キャピタル、スタートアップ投資で著名なYコンビネータが含まれている。

パンテラの幹部であるポール・ベラディッタキット氏は、グローブに投資することを決めた主な理由の1つとして、機関投資家の仮想通貨への関心が高まっていることを挙げた。

「大手銀行、フィンテック企業、ポートフォリオマネージャーからの仮想通貨への関心の波がみられる。グローブは、これらの洗練された市場プレイヤーが必要とし、期待するプラットフォームとプロダクトを構築した。…グローブをサポートすることに興奮している。グローブのチームは、仮想通貨の金融システムのための次世代のプラットフォームを提供するだろう」

グローブは、Thorと呼ばれる独自のマッチングおよびリスクエンジンを開発した。Thorは、JPモルガンチェーンやシティバンク、UBSなど主要金融機関出身のエンジニアよって構築されていると、グローブは主張している。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン