仮想通貨投資会社ギャラクシーデジタル創業者のマイク・ノボグラッツ氏は、2008年の金融危機から生まれたビットコインにとって今年は運命の分かれ道になると予想した。米議会が2兆ドルの景気刺激策で合意できない中、ノボグラッツ氏は次のように述べた。

「BTCは今後2、3カ月の間、ボラティリティの高い展開が続いている。しかし、マクロ的な背景としてなぜBTCが作られたのかが問われることになるだろう。今年はBTCの年になるだろうし、そうなる必要がある

金融危機を超えるとも言われる新型コロナウイルスによる経済危機により、伝統的なマーケットでは混乱が続いている。ビットコインも3月13日の50%超の暴落をはじめとして伝統的なマーケットとともに下げていたが、最近ではデカップリングを指摘する声も出ている

3月23日には米連邦準備理事会(FRB)が緊急で量的緩和の制限を撤廃したにも関わらず、NYダウはマイナスで取引を終えた。

新型コロナのパンデミックによる投げ売りが5週目に突入する中、ビットコインも当初は現金化への必要性から投げ売りの対象となっていた。しかし、最近は安全資産としての役割を取り戻しつつあるという見方だ。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン