まさにジェットコースター相場だ。

過去24時間で7600ドル付近から一時1万400ドルを超えた後、9200ドル台まで下落。3000ドル近く上昇した直後に1000ドル以上下落したことになる。

今回の相場をどのように解釈すれば良いのだろうか?仮想通貨のテクニカル分析で定評のあるアレッシオ・ラスターニ氏は、200日間SMA(単純移動平均線)を超えている限り、ビットコインの反騰が始まるワイルドカード・シナリオの確率が高くなる解説した

ワイルドカードシナリオとは、今回の弱気相場が8700ドル~7000ドルで底を打ち(第2波が完成)し、ビットコインが反騰(第3波が完成)するシナリオだ。

(出典:Alessio Rastani「ワイルドカード・シナリオ」)

ラスターニ氏は、6000ドル台まで下がると思ったとし今回のビットコインに急騰に驚きを隠せなかった。ただ同時に、「200日間SMAがサポートが間違いなく重要であることが示された」と指摘。2018年にビットコインが過去最高値から急落した際にも200日間SMAがサポートになったと述べた。

(出典:Alessio Rastani「200日間SMA(緑)がサポート」)

同氏は、200日間SMAがこのままサポートになる限り、ワイルドカード・シナリオの発動は高いとみている。

ただもし200日間SMAを下回れば、ビットコインは6000ドル、5000ドルまで下がる可能性がある。そして、3000ドルまで下がるシナリオの確率が上がるという。

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