ラグプル(プールの持ち逃げ)、パンプ&ダンプスキーム(不当な操作)など、DeFiには様々な詐欺行為がある。分散型取引所がこれらの行為をなくさなければ、DeFiの導入は進まないだろう。

分散型金融(DeFi)が大きく成長し、そのエコシステムが拡大していることは周知の事実である。ブロックチェーンベースの金融商品が増え、従来型の金融機関の機能の再現が進んでいる現在、この技術の拡張に必要なのは大規模な導入だ。導入が進まない理由として、仮想通貨がやっと理解され始めたところだということがあげられる。つまり、大規模導入の実現は、可否ではなく、タイミングの問題である。

多くのプラットフォームや取引所が次々に出現しているが、課題はまだある。優れた目標を持つプロジェクトには、誠実な投資家の資産を狙う詐欺行為がつきものだ。ラグプルや他のプロジェクト詐欺のニュースがメディアで扱われると、その資産を奪われた投資家に多くの同情の目が集まった。デューデリジェンスをもってしても、投資家が事前にこのような詐欺行為に気付くのは難しく、投資初心者にとっては、参加自体を躊躇する原因になる。

この課題に取り組むために立ち上げられたのが、コミュニティによるプラットフォーム、Feed Every Gorilla(FEG)だ。イーサリアム(ETH)ブロックチェーンとバイナンススマートチェーン(BSC)で稼働する分散型取引所(DEX)であり、FEGのエコシステム上に作られたFEG取引所(EFGex)がラグプルやその他のプロジェクト詐欺に関する破壊的な問題を解決する。FEGは「SmartDeFi」という新しい技術を使用し、パッシブインカムを得て金融の自由を実現する公平なチャンスを参加者全員に提供することを目指す。

FEGチーフマーケティングオフィサーのChris(クリス)は以下のように言う。「サトシ・ナカモトと同様、匿名チームであるFEGroxがDeFiの先頭に立ち、前向きに進めてくれるおかげで、FEGはSmartDeFiとともに革新的な製品発表を増やし、仮想通貨をさらに前進させることができる。そして仮想通貨業界におけるコミュニティのパワーを向上し、すべてのプロジェクトに愛情を注いでいく所存だ。」

バックエンドの基盤

企業によるデジタル通貨の採用が増え、また大規模な詐欺行為も増え始めた2021年1月にFEGは設立された。そのためプラットフォームを作る上での最も難しい問題は、デジタル通貨業界に信用と信頼を取り戻すことであり、FEGトークンが実際に「すべてのゴリラを養う」ことができるとユーザーに知ってもらうことが重要であった。ゴリラとはつまり、我々を含むすべての人間だ。

それ以来チームは、DeFiにラグプルパンプ&ダンプスキームをなくすスマートDeFiを取り入れるよう尽力してきた。スマートDeFiの取引システムはサードパーティにホストされないためこれが可能になる。スマートDeFiは自己完結型であり、稼働に外部機能を必要としない。

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すべてのトークンが流動性を持っているため、ラグプルは起こり得ないとチームは言う。スマートDeFiに上場するトークンは資産に基づく価値が保証される。ROXトークンは、スマートDeFiインフラを使用する世界初のトークンであり、「モデルホーム」として直接トークンを売買できるチャンスを投資家に提供する。

さらに、安全性、アクセシビリティ、リワードのチャンスはプロジェクトリーダーに託される。このリーダーはFEGexに自分のトークンを上場し、DeFiをその真の形式で体験することもできる。

チームのリード開発者であるFEGroxのおかげでリーダーおよび投資家はプラットフォームを信用できる。FEGroxは、この業界において10年以上の経験を持つブロックチェーン技術の真のエキスパートである。FEGroxは、最良かつ最も安全な方法を取りながら、継続的にFEGトークンを拡大することによりDeFiのインフラの発展を直接的に手伝ってきた。

日々の発展

FEGトークンは将来性の増加に伴い徐々に知られるようになり、2021年3月と6月の間では1,900%の上昇を見せた。

成長コミュニティであることのほかにも、トークンを所有することでユーザーはその他の利点も享受する。FEGトークンはハイパーデフレのトークンであり、イーサリアムとバイナンススマートチェーンで10京の最大循環供給を有する。各トークン所有者の所有割合に応じて2%のトランザクション手数料が課せられるが、この反比例関係は、需要と供給のモデルを構成し、長期保有を望む投資家に報酬が付与される仕組みだ。 

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