米国証券取引委員会(SEC)の「強制執行」による規制は、業界を規制する「健全な方法」ではなく、米国が仮想通貨企業にとって魅力的ではない場所になる可能性があると、リップルCEOが示唆している。

3月3日のブルームバーグのインタビューで、リップル社のブラッド・ガーリングハウスCEOは、SECの規制アプローチによって、米国がブロックチェーンと仮想通貨の魅力的なハブになることを逃す「厳しいリスク」を抱えていると指摘した。

ガーリングハウス氏は、SECのリップル社に対する裁判は、SECが単に業界全体を「攻撃」しているだけだと指摘し、SECが「勝訴することができれば」、「他の裁判が多く起こるだろう」と付け加えた。

米国の仮想通貨規制が「オーストラリア、英国、日本、シンガポール、スイス」のような他の国に比べて遅れていることから、仮想通貨企業が「すでに米国の外に移動し始めている」と語った。

米国外の国々が「明確な規則」を作るために「時間と思慮深さ」をもっていることを賞賛し、米国が取ったアプローチは「業界を規制する健全な方法」ではないと非難した。