ステーブルコイン発行企業のテザーは、ウルグアイでビットコイン(BTC)のマイニング事業を開始する発表した

5月30日の発表で、テザーはウルグアイで「現地のライセンス企業との協力」のもとマイニング部門を立ち上げる計画であると述べ、ウルグアイのエネルギー生産への投資も行うとした。同社は、この事業が「持続可能な」ビットコインマイニングを目指す再生可能エネルギー源を利用し、チームメンバーを追加雇用する予定だという。

ビットコインとウルグアイの再生可能エネルギー能力を活用し、テザーは持続可能で責任あるビットコインマイニングをリードしている」とテザーの最高技術責任者パオロ・アルドイノ氏は語った。「私たちの揺るぎない再生可能エネルギーへの取り組みは、マイニングされたビットコインが最小限の環境負荷をもたらしながら、ビットコインネットワークのセキュリティと完全性を維持することを保証している」。

テザーは、ウルグアイが風力、太陽光、水力を含む再生可能エネルギー源から94%の電力を生成できる能力と、信頼性のある電力網を持っていることを引き合いに出した。また、同社のウェブサイトに掲載された求人情報から、南アフリカやブラジルへの進出も示唆されている。

マイニング事業の発表は、テザーが利益の最大15%を定期的にBTC購入に充てる計画だと発表したことに続いた。テザーは、2023年第1四半期時点で約15億ドルのビットコインを保有しており、これは同社の総資産の2%にあたる。テザーは、資産の大半を現金、現金同等物、および米国財務省短期証券で保有している。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン