テスラは、2024年第4四半期にビットコイン(BTC)保有で6億ドルの利益を計上した。これは、企業が仮想通貨の市場価値を財務諸表に反映できる新たな会計基準の適用によるものだ。
テスラが1月29日に発表した2024年第4四半期決算によると、同社のビットコイン保有額は10億ドル超に達し、前四半期までの1億8400万ドルから大幅に増加した。
ビットコイントレジャリーズによれば、同社のビットコインによる純利益は5億8900万ドルとなり、保有量は9720BTCに達した。
この評価額の増加は、2023年に米財務会計基準審議会(FASB) が導入した新ルールに基づくものだ。2024年12月中旬から適用されたこの基準により、企業は仮想通貨の市場価値を財務諸表に反映できるようになった。
従来の基準では、仮想通貨の価値が会計期間内に下落した場合、その減少額のみが財務諸表に反映されていた。一方で、価値が上昇しても、売却するまで評価額を引き上げることはできなかった。
この新基準により、テスラの第4四半期の純利益は23億ドルに達し、そのうち6億ドルがビットコインによる利益だった。
しかし、テスラの第4四半期の売上と利益は市場予想を下回った。総売上は257億1000万ドルで前年比2%増となったものの、予想の272億2000万ドルを下回った。1株当たり利益(EPS)は0.73ドルとなり、予想の0.76ドルを下回った。また、営業費用は25億9000万ドルに達し、前四半期比で9%以上増加した。
この結果を受け、テスラ(TSLA)の株価は1月29日の取引終了時点で2.26%下落したが、時間外取引では4.44%上昇し406.36ドルに回復した。
Tesla stock took a hit after the earnings results but has since recovered after hours. Source: Google Finance
テスラは2021年2月にビットコインを購入し、最大4万2902 BTCを保有していた。しかし、2022年7月に75%を売却し、3万BTC以上を9億3600万ドルで処分している。
テスラ以外にも、セムラー・サイエンティフィック(医療技術・ソフトウェア企業)、ジーニアス・グループ(AI開発企業)、ランブル(動画共有プラットフォーム)などがビットコインを財務戦略の一環として採用している。
中でもマイクロストラテジーは、47万1000 BTCを保有し、上場企業として世界最大のビットコイン保有量を誇る。
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