海外の分散型取引所DEXとして有名なSushi(元スシスワップ)が再び揺れている。

4月9日、Sushiの取引所で使われているスマートコントラクトがハッキングされ4億円以上が流失した可能性がある。これはスシスワップ取引所で取引ルーティングを行うために使用される「RouterProcessor2」コントラクトに関係しているという。

これに先立つ3月、Sushiのジャレッド・グレイ代表と運営元のSushiDAOは、米証券取引委員会から召喚状をうけとった。

おそらくSushiは米証券取引委員会から召喚状をうけたはじめての「DAO(分散型自律組織)」かつ「DEX(分散型取引所)」だ。

これをうけSushiDAOは300万ドル(約3億6千万円)の法的防衛基金を設立するなどしているが、召喚状の内容がコミュニティに公開されておらずグレイ代表への批判が出てきている。

一方グレイ代表によるとSushiの新たなバージョンであるv3のリリースが間近だという。今回のハッキング事件がリリースに影響を与える可能性はある。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン