ビットコイン価格が史上最高値付近で推移する中、ストラテジーは1億1,020万ドル相当のビットコインを追加取得した。

米証券取引委員会(SEC)に提出された10日(月)の報告書によると、ストラテジーは1,045BTCを平均取得単価10万5,426ドルで購入した。これにより同社の保有量は合計で58万2,000BTCとなり、平均取得単価は約7万86ドル、取得総額は約408億ドルに達した。

この発表は、ストラテジーの共同創業者兼会長のマイケル・セイラー氏が6月8日に購入を示唆した後に行われた。これでストラテジーがビットコインを購入するのは9週連続となる。

最新の購入発表は、ビットコインが史上最高値に迫る中で行われた。CoinMarketCapによると、ビットコインは執筆時点で10万7,640ドルで取引されており、5月に記録した史上最高値の約11万2,000ドルをわずか3.9%下回っている。

Source: Strategy

ストラテジーの新株式発行

最新のビットコイン購入は、ストラテジーが10億ドルの株式発行を発表した直後に行われた。この額は、以前発表された2億5,000万ドルの調達計画の4倍にあたる。調達資金は、追加のビットコイン購入および企業経費に充てる予定だという。

今回の株式発行では、ストラテジーの10.00%シリーズA永久ストライド優先株式を1株あたり85ドルで1,176万株発行する。引受手数料やその他の諸費用を差し引いた後、約9億7,900万ドルを調達する見込みだ。

以前の資金調達とは異なり、今回の優先株式は年率10%の非累積配当を提供し、利回りを求める機関投資家やプロ投資家をターゲットにしている。

ストラテジーの手法を模倣する企業も続出

ストラテジー(旧マイクロストラテジー)は、2020年8月に2億5,000万ドルで2万1,454BTCを初めて購入して以来、ビットコインを蓄積してきた。同社は現在、全ビットコイン供給量の2.75%以上を保有している。

同社の時価総額は1046億ドルに達しており、ビットコイン購入開始前の2020年7月時点の12億ドルから大きく成長した。その成功ストーリーは、他の企業にも模倣されている。

その一例が「日本のマイクロストラテジー」とも呼ばれるメタプラネットだ。同社は最近、同様の手法で世界第8位のビットコイン保有企業となった。

同様に、フランスのザ・ブロックチェーングループは、新たに580BTCを保有資産に追加し、2024年11月にビットコイン蓄積路線へと転換してから株価が225%急騰した。

さらに今月初め、ノルウェー拠点の仮想通貨取引所ノルウェジアン・ブロック・エクスチェンジの株価は、ビットコイン購入・保有の計画を発表したことを受けて一日で138%以上上昇した。

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