ステラ(XLM)のネットワークの開発を推進している非営利団体(NPO)ステラ開発財団は、4月30日に仮想通貨(暗号資産)のリスク管理を手掛けるエリプティック(Elliptic)との提携を発表した。
ステラ開発財団によれば、この提携は、ステラブロックチェーンを使う事業者や金融機関に対してエリプティックの専門的な知見を提供することになる。
ステラ開発財団のローレン・トルビョンセン氏は、「エリプティックが世界初のステラネットワーク・トランザクション・モニタリングシステムを立ち上げたことで、事業者はこれを利用可能となる」とコインテレグラフに述べている。
これにより、エリプティックは、ステラを基盤とする事業者に対して、疑わしい取引や不正なアクティビティを追跡する機能を提供し、犯罪防止や規制要件の確保のための透明性を追加する。
「この統合により、より広いエコシステムをサポートするステーブルコインなど、ステラベースのほかの資産を迅速に追加することも可能となる」と、トルビョンセン氏は述べている。
さらにトルビョンセン氏はこれにより、ステラを基盤とするビジネスを展開する事業者が規制を確実に維持できるようになると期待を寄せる。
「これらのツールは、ステラネットワークに組み込まれたコンプライアンス機能と組み合わせ、リスクを管理し、透明性と説明責任をもって運用するための強力なツールをユーザーに提供する。エリプティックはまた、法執行機関と緊密に連携しており、犯罪行為の特定や阻止をサポートしている」
翻訳・編集 コインテレグラフジャパン