ドイツのバイエルン州立銀行は、来年5月に推定されている半減期を考慮に入れればビットコイン価格は9万ドルになる可能性があるというレポートを発表した。
バイエルン州立銀行は、ビットコインの現在の供給量(ストック)と新たな供給量(フロー)から導き出されるストック・フロー比率の重要性を強調。統計による予測が無残にも失敗するときはあるが、役立つときもあると述べた。同銀行は、次のビットコインの半減期がストック・フロー比率に大きな影響を与えるとみている。
ビットコインのブロックを作成するマイナーに対する報酬は、21万ブロックごとに半減される。1ブロックあたり報酬50BTCで開始し、これまで2回半減が行われた。現在の報酬は12.5BTCで、報酬が6.25BTCになる次の半減期は、2020年の5月14日と推定されている。
同銀行は、世界的に金融緩和が継続する今日、ストック・フロー比率が高いと資産は、中央銀行による印刷によってお金が簡単に入る「イージーマネーの罠」にかからないことを示すと解説する。
「歴史的に、転換期に使われるマネーはストック・フロー比率が最も高いコモディティだった。なぜなら、時を超えた価値の移転が可能だからだ」
バイエルン州立銀行は、ビットコインが2020年5月にストック・フロー比率で金(ゴールド)にほぼ並び、その後は超えていくと指摘した。
その上でバイエルン州立銀行は、もし2020年5月のストック・フロー比率を考慮に入れたら、ビットコインは9万ドルに到達するだろうと予想。現在8000ドル付近で推移するビットコインは「来たる半減期の影響をほとんど織り込んでいないことになる」と結論づけた。
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