韓国のウリィ銀行がリップルを利用した国際送金業務を始める。現地チョソンビズが伝えた。

 同行のデジタル戦略部は、今年1月よりリップルを使った取引を試験的に行っており、順調に行っていることから実用に踏み切る。

 ちなみにリップルを使った送金の試験運用を主導しているのはリップルとSBIホールディングだが、その他37の金融機関も送金試験に参加している。このうちほとんどが日本の銀行だという。韓国では新韓銀行も同試験に参加する一社だ。

 ウリィ銀行幹部によると「試験運用の結果が良かった。日本でもメガバンクやネット銀行を含む多くの銀行が(リップルを使った送金の)商業的実用に向け動いている」ことをリップル採用の理由に挙げている。

 リップルのXRPトークンは今年1月に天井を付けてから低調な動きとなっているが、リップル社自体は大型提携を相次いで発表するなど引き続き積極に市場を開拓しているようだ。