米国人ヒップホップ歌手のヤング・ダーティー・バスタード氏は、イニシャル・コイン・オファリング(ICO)で自身の仮想通貨を発行する計画だ。ヤフー・ファイナンスが6日に伝えた

 バスタード氏は仮想通貨ダーティー・コイン(ODB)を発行して、次のアルバムの制作費や音楽事業のサポート費などに充てたい考えだ。ODBでバスタード氏のコンサートのチケットや、彼や彼の父親でヒップホップ歌手の故オール・ダーティー・バスタード氏の音楽製品を購入できるようにすることを検討している。

 バスタード氏は仮想通貨発行の理由について「仮想通貨やブロックチェーン技術の台頭に触発されたから。まだスタートしたばかりの技術だが、ノアの方舟が出発しそうだったら飛び乗るように、乗らないと沈んでしまう」と説明し、その他の有名人の真似をしたのではないと強調した。

 ODBコインの発行者は、オール・ダーティー・バスタード(ODB)エステート。ICOプラットフォームはTAOネットワークを利用し、ダーティー・コインの発行に合わせて設立予定の取引所アルト・マーケットで取引可能となる予定だ。