ソフトバンクやバイドゥ、グーグル元社員のブロックチェーン広告ビジネスに出資

 ソフトバンク・チャイナ・ベンチャー・キャピタル(SBCVC)などがブロックチェーン上のデータをマーケティングに活かすことを目指すアトラス・プロトコルに出資をしたとコインデスクが21日に報じた。ネット広告ビジネスにおいてグーグルの牙城を崩そうという動きに対して関心が高まっている。

 コインデスクによると、アトラスの300万ドル(約3億3000万円)の株式シードラウンドに参加したのは、SBCVCや中国検索エンジンの最大手である百度(バイドゥ)、ダンフア・キャピタル、フェンブシ・キャピタル。

 アトラスは、グーグルの元社員が立ち上げたスタートアップで、ブロックチェーン上にデータが蓄積される時代を見据えて現在グーグルが独占しているデータを使った広告ビジネスの牙城を崩すことを目的にしているという。アトラスは、xGoogler Blockchain Allianceという元グーグル社員が集まってブロックチェーンのエコシステムを築こうとする組織によって支援を受けていたという。

 フェイスブックと英データ会社ケンブリッジ・アナリティかによる不正データ収集疑惑によって利用者がネット上のデータ管理について敏感になる中、アトラスは、利用者に対してデータをコントロールする権限を与え、利用者が望むデータに限りシェアするという。

 ソフトバンクグループの孫正義会長兼社長は6月、ブロックチェーンに関しては「まだ始まったばかりの技術」とし「ブロックチェーンなどを使った技術に取り組んでいる」と発言。5月にはロックチェーンを基盤とした高セキュリティの認証ソリューションを、米国のスタートアップ企業クラウド・マインズ・テクロノジーと共同開発したと発表した。

 またビットコイン(BTC)マイニング大手のビットメインへの投資に関与したという報道があったが、先週、コインテレグラフの取材に対してこれを否定した

参考記事
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