米シルバーゲート銀行は、3月20日以降、一部顧客からの送金を受信できない問題に直面している。同銀行は、米連邦準備銀行が運営する即時グロス決済資金移動システム「フェドワイヤー(Fedwire)」が原因だと説明している。ザ・ブロックが報じた。

同銀行とフェドワイヤーを繋ぐシステム「Finastra」が停止したとされる。アラン・レーンCEOは、一部顧客からの支払い処理に問題が起きているとしているが、同銀行にすでに資金を保有しているユーザーへの影響はないと説明している。

「金曜日に我々の取引パートナーらが我々に送金したので、週末の取引の機会に備えて、OTCデスクに送金できるようプラットフォーム上に資金を確保していた。しかし、同プラットフォーム上に資金を保有している人々は、アカウントが稼働しており、なんら問題ない。」

現時点では、バックアップ・プロセッサを通じて注文は手動で実施しているという。

「我々は、我々のサービスプロバイダーに明らかに極度に失望している。シルバーゲートのすべての既存顧客が知ることが重要だ。彼らの資金が安全であることを。」

シルバーゲート銀行は、仮想通貨の取り扱いに積極的なことで知られる。昨年8月には、仮想通貨を担保とした新たな融資商品を計画していると報じられていた。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン