米証券取引委員会(SEC)の3日の発表によると、仮想通貨を担当するSECのフィンテックチーム「Strategic Hub for Innovation and Financial Technology(FinHub)」が、独立したオフィスを持つことがわかった。
独立したオフィスを持つことで、これまでコーポレートファイナンス部門に報告していた手間が省かれ、直接SEC議長に報告する事になる。今回の発表について、SEC議長であるジェイ・クレイトン氏
は次のように述べている。
「FinHubを独立したオフィスとして確立することは、投資家の利益のために、新技術の導入を促進するという我々のコミットメントをさらに強化し、市場の効率性と弾力性を強化する」
2018年に発足したSECのFinHubは発足以来、新技術に適用される証券規制をリードしてきた。米国では仮想通貨に関する統一した規制がない。そのため、仮想通貨関連の一部プロジェクトに、ガイドラインを遵守すれば罰則を課さないとするノーアクションレターなどの発行をアドバイスしていた。
SECと同様にコモディティ市場を規制する商品先物取引委員会は2019年、LabCFTCを独立したオフィスにするという同様の動きを明らかにしている。
翻訳・編集 コインテレグラフジャパン