日本の金融コングロマリット、SBIホールディングスが、海外の金融会社と仮想通貨の共同出資会社を設立する計画だと報じられている。

SBIの北尾吉孝CEOがロイターに対して、海外の金融会社と仮想通貨企業を設立するために交渉中であると語った。ロイターの報道によれば、SBIは現在2つの交渉が行われていると語ったが、具体的な名前を明らかにしなかったという。

イニシアチブの一環として、SBIは大規模なM&Aを検討しているという。北尾氏は、SBIが大手金融サービス会社としての地位を維持するためには、このような取引が必要であるとも述べた。

「世界一になるために、私たちの選択は大手企業を買収するか、主要なグローバル企業との提携を構築することだ。…私たちのM&A戦略は、多くの企業で少数株主になるようなものではない」

SBIの計画は、先週に発表されたテスラによるビットコイン購入にも刺激を受けているようだ。

「機関投資家、主にヘッジファンドは最近、仮想通貨への投資を開始した。機関投資家だけでなく、イーロン・マスクもそうしている」と、北尾氏は語った。

2020年12月、SBIはスイス証券取引所との間で合弁会社を設立したと発表している。この合弁会社は、シンガポールで機関投資家向けにデジタル資産の発行・取引・保管のサービスを提供する。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン