2009年にビットコイン(BTC)のジェネシスブロックが生成された5日後に仮想通貨を採掘し、最近まで手をつけていなかったビットコインの大口保有者(クジラ)が、仮想通貨取引所クラーケンに63万ドル相当のBTCを送金した。

ブロックチェーンデータ企業アーカム・インテリジェンスのX投稿によれば、このビットコインの古参クジラは、過去2カ月で547万ドル相当のビットコインをクラーケンに移動した。

さらに、最近の動きにもかかわらず、このクジラのウォレットにはまだ7523万ドル相当のビットコインが残っている。

 Source: Arkham 

今回の送金後、ウォレットに残っていた1127BTCは新しいウォレットアドレスに移された。

黎明期のビットコインアドレスは資金を動かすことがほとんどないが、所有者は利益を現金化しようとしている可能性がある。

これに先立ち、別のビットコインの古参クジラが10月3日にクラーケンに61万ドル相当の10BTCを送金した。アーカムによれば、このウォレットは少なくとも10年間休眠状態にあった。

9月には、ブロックチェーンが稼働してから2カ月後にビットコインを採掘し、15年ぶりに目覚めて1600万ドル相当のBTCをクラーケンに移動させた別のクジラも発見された。

ビットコインは過去1週間で7.45%上昇し、足元では6万7000ドルで推移している。このため、クジラが保有するBTCの一部を売却しようとしている可能性がある。

過去1年でビットコインは大きな変動を見せており、2万8000ドルまで下落した一方、3月には7万3000ドルの新たな史上最高値を記録した。

市場心理を追跡する仮想通貨恐怖・強欲指数も、10月16日の最新の更新で100点中73点を記録し、「強欲」領域に入っている。最後にこの指数が73点を超えたのは7月29日で、その時ビットコインは約6万6000ドルだった。

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