ビットコイン(BTC)ネットワークが始まって最初の2か月間にBTCをマイニングした「古参」のビットコインクジラが、さらにBTCを仮想通貨取引所クラーケンに移動した。

「このビットコインは、2009年2月から3月にかけてビットコインが開始されてから1か月後にマイニングされたものだ」とアーカム・インテリジェンスは10月4日のXポストで指摘した。この謎のビットコインクジラは、10月3日に10BTC(約61万ドル)を移動した。

このクジラは9月24日以降、クラーケンに合計358万ドルを移動している。アーカムによれば、それ以前には10年間休眠状態であった。「2011年から2014年にかけて数回移動した後、彼のビットコインは10年間ほぼ休眠状態にあり、その間に価値は47万4000ドルから8000万ドル以上に増加した」。

アーカムのデータによれば、このクジラのウォレットアドレス(3JZsd…QerUW)には現在、1169BTC(約7240万ドル)が保有されている。

サトシ・ナカモトを巡る新たな憶測

これは、ビットコインの創設者であるサトシ・ナカモトの正体に関する新たな憶測が飛び交う中での出来事だ。HBOは10月8日に『マネー・エレクトリック:ビットコインの謎』というドキュメンタリーを公開予定であり、このドキュメンタリーの製作者はナカモトが誰であるかを明らかにするとほのめかしている。

HBOのドキュメンタリーで誰がサトシ・ナカモトだと名指しされるのか? これを巡って、分散型予測市場のポリマーケットでは賭けが進行中だ。最有力候補として名前が挙がってるのは、米国のコンピュータ科学者の故レン・サッサマン氏だ。

サッサマン氏は著名なサイファーパンク活動家だったが、2011年7月3日に早逝した。ナカモトが「他のことに移った」と述べた2か月余り後のことだ。サッサマン氏の追悼文はビットコインブロックチェーンのブロック138725にエンコードされている。サッサマンがビットコインと具体的にどのような関係があったのかはよくわかっていない。

しかし、サッサマン氏がビットコインの「プライバシー」機能や「詐欺防止機能」の欠如を批判する13年前のXポストをいくつかある。

 Source: Len Sassaman

2021年に、サッサマン氏の未亡人であるメレディス・パターソン氏は「私の知る限り、レンはサトシではなかった」と語った。

ビットコインは現在61,815ドルで取引されており、過去24時間で1.5%上昇したが、3月14日の史上最高値73,738ドルからは16%下落している。

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