人工知能研究企業オープンAIと、ベーシックインカムと身分証明サービスを提供するワールドコインが提携協議を進めていることが報じらている。
ブルームバーグの報道によると、オープンAIはワールドコインに対しAIソリューションを提供するほか、さらなるシナジー効果を目指して協議中という。
両社の共同創設者であるサム・アルトマン氏が双方に深く関与していることから、提携が成立すれば規制当局のさらなる監視が強化されるのは確実視されている。
ワールドコインのCEOであるアレックス・ブラニア氏はブルームバーグに対し、「アルトマン氏がいるためだけの問題だと思われる。通常であれば直面しないほどの大きな注目を集めてしまっている」とコメントした。
ワールドコインは現在、世界で最もアクティブなベーシックインカムと身分証明サービスのひとつであり、1日平均200万人のユーザーを抱えている。
オープンAIもワールドコインも、論争や規制当局の監視とは無縁ではない。オープンAIは最近、欧州連合(EU)当局によるマイクロソフトとの提携を合併として調査するとの脅しを凌ぎ、最終的にその疑惑を完全にかわした。
一方、ワールドコインは2024年に入ってからも、ポルトガル、ケニア、スペインで相次いでサービス提供が禁止されている。
Worldcoinは2024年、事業拡大に注力している。コインテレグラフによると、同社は最近、人間による検証を優先する独自のブロックチェーンを立ち上げた。
仮想通貨に関しては、ワールドコインは今後6ヶ月間にわたって機関投資家向けにWLDトークンの供給量を3,600万WLD(約1億9,600万ドル相当)上乗せすることを発表した。
WLDトークンの普及率は、少なくとも供給に関しては上昇している。セマフォーによると、ワールドコインは300台から500台の「オーブ」を現場に投入しているが、現在不足に直面しているという。
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