ロシア最大の金属採鉱会社ノリリスク・ニッケル(Nornickel)は、金属取引向けデジタルプラットフォームの試験を開始した。ブルームバーグが12月5日に報じた

ノリリスクは、シンガポール拠点のコモディティ取引大手トラフィグラ、ロジスティクス企業のトラクシス、素材技術・リサイクル企業のユミコアと連携する。同プラットフォームでは、顧客が金属に裏付けされた仮想通貨を購入でき、その仮想通貨で現物と交換できる仕組み。

今回の展開について、ノリリスクのウラジーミル・ポターニンCEOは、同社は、「既存のビジネスリンクを新しくモダンな形式にまとめていく」と述べ、トークンを活用して金属販売のシェアを向こう数年間で20%増加させるつもりだとしている。

同社は2020年に同プラットフォームを市場に展開し、トークン取引を開始する計画だという。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン