Mt.Gox事件関与疑惑の男 ロシア人権委員が国連に引き渡し支援を要請

ロシア人権委員は国連人権高等弁務官に対し、仮想通貨取引所BTC-e(現在は廃業)の元運営者アレクサンダー・ヴィニック被告をギリシャからロシアへ引き渡す支援を求めた。タス通信が3月5日に報じた。ヴィニック被告は2011年に起こったMt.Gox(マウントゴックス)ハッキング事件に関与したとの噂もある人物だ。

ロシア人権委員のタティヤーナ・モスカルコワ氏は、ヴィニック被告は2018年11月に開始したハンガーストライキで危険な健康状態で、ヴィニック被告の妻も重病で危険な状態だとし、人道的な観点から、ヴィニック被告が家族の近くに居られるようロシアへの引き渡しに支援を求めたい、と述べた。

モスカルコワ氏はまた、赤十字国際委員会のペーター・マウラー議長、ギリシャのアンドレアス・クサントス厚生大臣、オンブズマンのアンドレアス・ポッタキス氏にも、ヴィニック被告への医療的支援を提供するよう求めた。  

ヴィニック被告は、2017年7月に米国司法省の要請によりギリシャ警察に逮捕され、40億ドル相当のビットコイン(BTC)の不正取得とマネーロンダリングを行った容疑で米国検察当局に起訴されてた。現在もギリシャで拘束されている。

また、フランス当局は、2016年から2018年の間にフランスの6都市において100人以上に詐欺行為をしたとしてヴィニック被告を告訴。これ以降、ロシアとフランスは一連のさらなる詐欺疑惑に関してヴィニック被告の引き渡しを求めている。

昨年12月、ギリシャ最高裁はヴィニック被告をフランス当局に引き渡すことを支持する判決を出した。

翻訳者 ロシアンOLちゃん
14歳の時に来日してから日本が好きになり、日本語の勉強を始める。大学卒業後、商社、PEファンドなどを経て、現在ではブロックチェーン産業に携わり、SNSでロシアや欧州のブロックチェーン、クリプト情報を発信している。
原文 Russian Human Rights Commissioner Seeks UN Help to Extradite Alexander Vinnik