ロシア政府高官、ペトロでの債務返済は「申し出てない」

 ロシア政府高官は、ベネズエラが債務の支払いを仮想通貨ペトロで支払うことを申し出たという報道を否定した。ロイターが27日に伝えた

 ロシア財務省の国債局のコンスタンティン・ヴィシュコフスキー局長は報道陣に対し、近い将来に仮想通貨による債務返済が行われることはないと語った。

 ベネズエラのマドゥロ大統領が23日、ロシアのルーブルはペトロと自由に交換することができる数少ない法定通貨のうちの1つとなるだろうと述べた。RT(ロシア・トゥデイ)の報道によれば、マドゥロ大統領は「交換できる他の通貨は中国の元、トルコのリラ、そしてユーロとなる」と述べ、「3月23日から15日間、あらゆる法人および個人は交換可能な通貨で直接ペトロを購入できる」と宣言した。債務支払いの話が出てきたのは、この発表を受けてのものだ。

 ペトロは2月の発行以来、多くのトラブルを生んでいる。アメリカ大統領のトランプ氏は今月に入って、アメリカ国民がペトロを購入することを禁止した

 また、タイム誌の記事は匿名の情報源の話として、ロシアが昨年から西側の制裁を回避する目的でペトロに支援と投資をしていたと報じた。

 タイムの20日の記事の中で、ロシアの国有銀行の重役は「プーチン氏に近い者たちが、この方法で制裁を回避しようとしていると語った」と語っている。

 ペトロはトークンセールで59億ドルを調達したとみられており、マデュロ氏はプレセール初日で国が7億3500万ドルを調達したと主張している。