ビットコイン伝道師」と呼ばれ、Bitcoin.comの元CEOでビットコインキャッシュ(BCH)の支持者であるロジャー・バー氏は、新型コロナウイルス(COVID-19)パンデミックへの世界の反応は過剰だとの姿勢を示した。3月29日にツイッターで述べた。

バー氏は、2020年1月1日から3月25日までの新型コロナウイルスとマラリアや季節性インフルエンザ、交通事故などによる死者数を比較する統計のスクリーンショットを公開し、以下のように述べている。

「もし、あなたがコロナウイルスを心配しているなら、自主的に隔離するべき。我々のことは放っておいてくれ」

統計の参照元は開示していないが、新型コロナウイルスは2万2197件に対し、交通事故による死者数は31万3903件、マラリアが22万8095件、自殺が24万9904件、季節性インフルエンザは11万3034件だとしている。

同時期で最も死者数が多いのはHIVエイズで、39万9098件としている。

フィナンシャルタイムズが報じた3月30日時点の新型コロナウイルスによる死者数の正式記録は約3万4000件となっている。

ある国では、減少傾向にあるとの報道もあるが、世界人口の推定約三分の一が、感染拡大と医療システムへの負担を減少させる目的で3月25日時点で国によるロックダウンの状況となっている。

こういった介入施策の導入と効果は、政府と研究者らとの間で議論ともなっている。

バー氏は、自身を自由主義者(リバタリアン)としているが、今回のこういった施策への反対に関して説明はしていない。一部では、市民の自由を奪ったり経済へ損害となったりするとの声もある。


翻訳・編集 コインテレグラフジャパン