人気のある株式・仮想通貨(暗号資産)トレーディングアプリ「ロビンフッド」がシリーズFの資金調達で2億8000万ドル(約299億円)を調達した。大手ベンチャーキャピタルであるセコイア・キャピタルが主導した。当初は2億5000万ドルと報道されていたが、それを上回る調達額となった。
5月4日の発表によれば、評価額は83億ドルとなった。資金調達には、セコイアのほか、NEA、リビットキャピタル(Ribbit Capital)、9ヤードキャピタル(9Yards Capital)、アンユージュアルベンチャーズ(Unusual Ventures)などが参加した。
ロビンフッドのアプリは、ビットコイン(BTC)やイーサ(ETH)、ビットコインキャッシュ(BCH)、ライトコイン(LTC)、ドージコイン(DOGE)などの仮想通貨が取引できる。
2020年に300万人増加
世界で新型コロナウィルス感染が拡大する中、ロビンフッドの収益は拡大している。2020年3月は前年同月比3倍の6000万ドルを記録した。
今回の資金調達発表の中で、ロビンフッドは「困難な時代と市場のボラティリティの中、人々がロビンフッドに目を向けて市場に参加し、経済の未来を築いていることを光栄に思う」と述べている。
これまでのところ、ロビンフッドは2020年に300万口座を新たに増やした。300万人の新規顧客のうち、その半分は投資の初心者だという。
翻訳・編集 コインテレグラフジャパン