リップル社のチーフ・マーケティング・ストラテジストであるコーリー・ジョンソン氏が退社したことが明らかになった。11日付のThe Blockが報じた。

ジョンソン氏は、元ブルームバーグテレビの司会者と知られ、2018年3月よりリップル社でマーケティングに尽力。とりわけリップルと仮想通貨XRPの違いについて明確にすることに努めた。ジョンソン氏は、リップルでの勤務開始時CNBCに対して次のように語っていた。

「リップルの企業としての役割とXRPの金融市場における通貨としての役割について、規制機関、金融機関や投資家に対してもっと説明する必要があるかもしれない。私は説明を試みる。私は聞き手にも回る。ウォール街や世界の金融機関に対して我々が何をやっているのか簡単に理解できるように戦略を立てる。」

リップルに対してはXRPの保有割合が大きくトークン所有の点で分散化されていないのではないかという見方もある

コインテレグラフがリップル社に取材をした際、リップル社の社内を案内したのはジョンソン氏だった。

【関連記事:【動画】リップル本社にコインテレグラフ記者が潜入「ここで金融の未来作っている」XRP≠証券も断言

リップルはThe Blockに対して次のようなコメントを出したそうだ。

「コーリーの去年のリップルでのキャリアは、投資家や報道機関、規制機関に対するリップルの代表者として成功だった。コーリーは、内部向けの戦略と業界全体の教育という面でリップルを助けた。しかし、マーケットの状況が変わったため、我々はチーフ・マーケティング・ストラテジストの役割をなくすという選択をした」