リップル社は9日、金融サービスソフトウェアを手がけるフィナストラ(Finastra)と提携し、クロスボーダー(国をまたいだ)送金市場で使われるフィナストラの決済サービスにリップル社のブロックチェーン技術を導入すると発表した。
フィナストラは、2017年に設立。融資など様々な金融サービスを手がけており、世界に9000人の顧客を抱えている。世界のトップ100の銀行のうち90が顧客に含まれているという。
リップル社との提携により、フィナストラの顧客はリップルネットに参加する200以上の金融機関と取引することができるようになる。
また、フィナンストラは、XRPを利用するクロスボーダー決済であるオンデマンド・リクイディティ(On-Demand Liquidity, 旧xRapid)を使う選択肢も持っている。
最近、リップル社による提携や出資の発表が相次いでいる。
先月末、リップル社の投資部門Xpringが、決済プラットフォームのロゴス・ネットワーク(Logos Network)を買収したと発表した。また、同月、仮想通貨ビットコイン用ATM(BTM)を展開する「コインミー」(Coinme)に出資した。