グーグルでプロダクト担当のバイス・プレジデントだったアミル・サルハンギ氏が、リップルラボに参画した。同氏はリップルの決済ネットワークであるリップルネット(RippleNet)の開発に携わる。ロイターが27日に報じた。

サルハンギ氏はもともと、テックベンチャーのJibe Mobile(※)のCEOを務めていたが、グーグルが同社を買収。グーグルのもとでワイヤレス・メッセージングシステムを担当する幹部を務めていた。サルハンギ氏は、SMSに代わる新しいサービス、リッチコミュニケーションサービス(RCS)の開発で中心的な人物だったという。

リップルはシリコンバレーやウォール街からの積極的な人材採用を進めている。今年7月には、フェイスブックの元幹部だったカヒーナ・ヴァン・ダイク氏をビジネス・コーポレート部門のシニア・バイス・プレジデントとして採用。同氏は国際送金において、金融機関との提携構築に注力するとされている。

※Jibe Mobileはリッチコミュニケーションスイートと呼ばれる、携帯電話キャリアを跨いで利用できるチャットやファイル転送などのリアルタイムサービスの開発・提供を行っているGoogleの子会社。