リップル共同創業者のジェド・マケーレブ氏が4月1日から30日までの1ヶ月間で、少なくとも仮想通貨(暗号資産)XRPを5400万XRP(約12億円)分売却していたことがわかった。
クリプトアソシエイトが2日に発表したレポートによると、マケーレブ氏はウォレットから定期的にXRPを清算しているという。レポートでは、マケーレブ氏は4月に毎日平均で180万XRPを売っていたことがわかる。合計で5421万5405XRPだ。
リップルの前身であるオープンコインの共同設立者であるマケーレブ氏は、当初1000億XRPのうちの95億XRPを割り当てられた。
2014年にマケーレブ氏がすべてのXRPを売却する意向を発表した際、24時間でXRPは40%も急落。その後、同氏はリップルとの間で年間の売却を制限する7年間の契約を締結することとなった。この契約に基づくと、マケーレブ氏はXRPを6年目に10億XRP、7年目に20億XRP売却することができる。
2020年がこの契約の7年目にあたるとされる。そのため、マケーレブ氏は定期的にXRPを売却している。クリプトアソシエイトによると、マケーレブ氏は依然として7600万XRPを保有しているという。こうした動きに対し、仮想通貨の大量移動を通知するホエールアラートはマケーレブ氏がXRPを数十億単位持っていることに対し継承を鳴らしている。
「リップルのブロックチェーンの未来が明るいと信じているか否かに関わらず、ジェド・マケーレブのようなクジラの経済力とその結果は無視できない。また彼だけではない。共同創業者のアーサー・ブリットも数十億のXRPを持ち、将来的にその期限が切れるだろう」
翻訳・編集 コインテレグラフジャパン