仏小売大手のカルフール、ブロックチェーンの食品追跡プラットフォームを導入

フランス小売大手のカルフールは、スペインの流通ネットワークでハイパーレジャー・ベースのブロックチェーン食品追跡プラットフォームを導入を進める。同社が20日、プレスリリースで明らかにした

IBMが開発した食品追跡ソリューションは、ガルシア北部で化学物質を使用せずに自然生育された鶏肉ブランド「Calidad y Origen(品質と原産地)」を追跡するために使用する。スペインの流通ネットワークの各パッケージにはQRコードが印刷されており、鶏の生年月日、成分、梱包日などの詳細な情報を確認することができる。

プレスリリースでは、サプライチェーンにとってブロックチェーン技術が重要であると述べている。透明性を高め、顧客が流通プロセス全体を確認できるようにすることができる。近い将来には、「Calidad y Origen」ブランドのすべての食品に実装し、分散技術の利用を拡大する予定である。

同社は2018年初、フランスの家禽追跡用ブロックチェーン・プラットフォームの試験を行い、分散型ソリューションへのコミットメントを表明した。10月には、2016年に創設されたIBMのブロックチェーン・ベースの食品追跡ネットワーク「フード・トラスト」に参加したことを公表した。8月のテスト以降、ネスレやユニリーバ、ウォルマートなどの大手企業が参加した

大規模なサプライチェーンを持つ他の企業でも、透明性を高め、コストを削減し、食糧供給に要する時間を短縮するために、ブロックチェーンを活用する事例が見受けられる。ウォルマートは葉物野菜をファームから店舗までトラッキングするためにブロックチェーンを活用しており、米国のファストカジュアル・サラダチェーンのスイートグリーンも同じ手法を利用して、サラダの追跡を行う計画がある

農業分野で世界のビッグ4のひとつABCDは、穀物や油糧種子の貿易処理プロセスで手作業にコにすると手間と人件費がかかる部分を自動化するためにブロックチェーンとAIを使用している。