フィリピンの平和・暴力・テロリズム研究所(PIPVTR)が発表したレポ―トによれば、東南アジアのテログループが仮想通貨を使った資金調達などが行われているという。
5月20日に発表されたレポートによれば、フィリピン南部ミンダナオのイスラム過激派グループが仮想通貨を使ったマネーロンダリングにを行っているという。
PIPVTRによると、このプロセスは2つのフェーズで構成されている。1つ目は、「疑わしい起源」の仮想通貨が取引所を通じて動かされ、トランザクションを「意図的に難読化」しているという。第2フェーズは、これらの仮想通貨を法廷通貨に交換されているという。
レポートは、東南アジアのテロ組織が規制が及んでいない部分で仮想通貨を取引出来ていると指摘し、規制が緩い状況に警鐘を鳴らしている。フィリピンの規制当局に対して仮想通貨を使ったマネーロンダリングテロ資金供与対策を実施するよう求めている。
またレポートンの中では、モネロ(XMR)のような匿名通貨にも懸念を示している。
翻訳・編集 コインテレグラフジャパン