米国の大手投資会社フィデリティが仮想通貨取引所を開設するため、ディベロッパーを雇用し始めた。

 2兆4500億ドル(約270兆円)を管理するフィデリティの顧客は、伝統的な金融資産に加え、ビットコインを保有できる。同社はデジタル資産交換所の立ち上げるために社内求人を出している。

 ビジネスインサイダーによると、同社は従業員に対し、DevOpsシステムエンジニアを探していると通知している。パブリックとプライベートの両クラウドでデジタル資産交換所を開設する計画という。フィデリティはまた、将来的にはビットコインなどのデジタル通貨の保管サービスを提供する予定だ。

 仮想通貨を直接的に扱う金融企業は増加しており、フィデリティはその一つだ。今週は、ペンシルベニア拠点のサスケハナ・インターナショナル・グループが仮想通貨関連サービスを開始する意向を示した。まずはビットコイン先物からはじめる計画という。先月は、ゴールドマンサックスが同様の計画を発表している。