米商品先物取引委員会(CFTC)のクリストファー・ジャンカルロ前委員長がバックトやエリスXにえこひいきをした。

仮想通貨デリバティブを手がけるレジャーXのポール・チョウCEOが、CFTCに上記のような不満を持っているとコインデスクが報じた

レジャーXは、731日に現物受け渡しのビットコイン先物が自社のオムニ(OMNI)プラットフォームで利用可能だと発表。しかし、その後CFTCがレジャーXの現物受け渡しのビットコイン先物を承認していないことが明らかになっていた。

その際にチョウCEOは、もし「正しいことをしなければ」CFTCを訴えると発言。レジャーXの競争相手であるバックトやエリスXをひいきしていると懸念していた。

今回、コインデスクが入手した文書によって、詳細が明らかになった。

「CFTCへの提出から180日経っているが、承認も否認も言われていない。この不合理な遅延行為は米国商品取引法にはっきり違反しており、我々のCEOが書いたブログに対する委員長からの悪意があると考えられる」

既報の通り、バックトは23日に現物受け渡しのビットコイン先物を立ち上げた。バックトの立ち上げは、構想から1年以上が経過していた。

【関連記事:「始まりました!」バックト、初のビットコイン先物トレードを発表

翻訳・編集 コインテレグラフ日本版