9日の仮想通貨相場は小幅な値動きとなった。記事執筆時点で、ビットコインは0.34%増、イーサは1.05%増、XRPは1.17%増で推移している。
出典:Coin360
大阪ではイーサリアム開発向けイベント「Devcon 5」が開催されており、イーサリアム関連のプロジェクトで相次いでニュースが発表されている。9日には、ユニセフの仮想通貨ファンドの立ち上げや、フェイスブックの仮想通貨に裏付けれた「オープンリブラ」プロジェクトが発表された。
またXRPについては、バイナンスシンガポールが、現地のシンガポールドルとXRPとのペアを提供することを発表した。このニュースの発表後、XRPも反応し、小幅な上昇を示した。
BTC、2万ドルの条件発動か?
米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は8日、コロラド州での講演で資産購入を再び拡大させる考えを示した。パウエル議長は短期国債の購入を検討しているほか、今年3回目となる利下げを示唆する発言もした。
今回の資産購入再開は、ビットコインの価格の行方にも影響を与える可能性がある。
仮想通貨取引所ビットメックスのアーサー・ヘイズCEOは9月、FRBが量的緩和(QE)を再開することになれば、ビットコインは2万ドルになるとの考えを示している。
パウエル議長は、今回の資産購入再開は「QEの復活ではない」と強調する。だが、9月の短期金融市場への臨時資金供給に続き、今回の資産購入再拡大はヘイズ氏の「QE is Coming」というシナリオを裏付けるものになるかもしれない。
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