ヨーロッパ初のプロフィール写真(PFP)NFTプロジェクトが始動。NFT所有者に3Dスキャンを実施し、メタバースへのアクセス権を付与する。

ブロックチェーンと非代替性トークン(NFTs))のおかげで、セレブやインフルエンサーはファンや視聴者と交流するためのより良い手段が手に入った。このコンセプトを一層進化させるべく、「NFT」、「独自のメタバース」、「ユーザーがトップセレブと接触できる多くのアクティビティ」を合体させたエコシステムの構築を続けるプロジェクトがある。

Fancy Bears Metaverseと呼ばれるこのエコシステムは、Fanadiseによって生み出され、エンターテイメントとSNSを通じたセレブとの交流を中心に回っている。ユーザーはFancy Bears Metaverse(FBM)上で、アーティストやインフルエンサー、トップアスリート、ノーベル賞受賞など、FBM上に設置されたクラブ「Fancy Bears Club」の参加者にアクセス可能だ。それだけでなく、このメタバースでは彼らのコンテンツが様々な形で収益化される。権利使用料からNFT、3Dアバターまで多種多様だ。

「Bears=熊」の由来は?

同プロジェクトには、ファンシー・ベアと呼ばれる「熊」を表す8,888のNFTが存在する。これらの熊を所有することで、ユーザーはメタバースクラブへのアクセス権を得る。Metaclubと呼ばれるこの仮想クラブでは、コンサートやプールパーティに参加したり、大好きなクリエイターと一緒にテニスを楽しんだりすることができる。さらに、Fanadiseが主宰するFancy Bears Annual Partyでは、Fancy Bears Clubのメンバーに対してフェラーリやヨット等豪華景品が提供される。同イベントは、その名称と矛盾してはいるが、毎年2回開催される見込みだ。

「熊」NFTは、所有者のプロフィール写真あるいはアバターのような役割をし、Metaclubへの入場証となる。これは非常に効率的で優れた方法で、Fancy Bears Clubへの参加を他のクラブメンバーに証明するだけでなく、他のオンラインソーシャルサークルでも同様の働きをする。今やインターネットを席巻した3Dバーチャル空間である「メタバース」では、同様のプロフィール写真NFT(PFP NFT)の仕組みが普及し初めている。

「Web3.0は、我々のすぐ上にある。これはブロックチェーン上に構築されたアプリのインターネットで、仮想通貨とNFTの重要性がますます増している、とまで言わずとも、それらが本質的な役割を果たしていると言っていい。我々は、この流れの傍観者になるつもりはない。FBMは、インターネットの移行に対する我々の貢献だ。」Fancy Bears Metaverseの共同創設者であるJakub Chmielniak氏はこう語った。

Bartek Sibigaの共同創設者の言葉を借りれば、「話はシンプルだ。Fancy Bearsは、Bored Ape Yacht Clubの台頭を受けたヨーロッパの答えだ。我々がこれまでに引き込んだスターの力を見れば、明らかなことだ。」

Fanadiseがメタバース入場に3Dスキャンを採用し、ヨーロッパ初の「プロフィール写真NFT」プロジェクトを開始

Fancy Bear所有者は、自身のアバターをメタバースに入場させる際に3Dスキャンを受け、その後Metaclubにアクセスできる。プロフィール写真NFTプロジェクトとしては初の仕組みだ。

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ファンシー・ベアの所有者は、Metaclubとメタバースに参加するための3Dスキャンを受けられる他に、次のような特典を享受する:

  • 賞品(リワード)。権利使用料の30%は、抽選景品の資金として利用される。2022年3月に(その後は年1回)FanadiseはNFT熊の所有者1名に特注ファンシー・ベア・フェラーリをプレゼントする。賞品は他に、休暇、オリジナルスニーカー50足、コレクション資産、金銭など。総額数十万ドル分の賞品が提供される。
  • ノベルティ。NFT熊の所有者全員に対して、3ヶ月後にオリジナルベアデザインのTシャツが、6ヶ月後にフード付きパーカーが無料で進呈される。
  • クラブのパートナーブランドによる特別割引。Fanadiseは、過去にサムスンやロレアルといったブランドと提携している。大企業の登場に期待。
  • ガバナンス。NFT熊の所有者は、クラブの将来を決める投票に参加できる。FBMコミュニティは、エコシステムの拡大に対し大きな役割を果たす存在だ。
  • Honeyトークンのエアドロップイベント。特典イベントで入手したHoneyを使って、メタバースの土地が購入できる。
  • 現実世界で開催される「セレブに会える」イベントやパーティへの参加。
  • 最後に重要なことが一つ。NFT熊の所有者は、同NFTの商用利用に関する完全な権利を持つ。自ら所有する他にも、任意に販売や送金を行える。

合計8,888あるNFT熊のうち、7,888がファンシークラブのメンバー用に確保される。なお、ホワイトリストに登録してプレセールに参加するか、その後のパブリックセールに参加すれば、誰でもクラブメンバーになれる。また、500NFTが大物セレブや有名アスリート向けに確保される。残りのNFT熊は、有名ブランドやチームメンバー、Karma所有者向けに確保される。

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