反発は継続できるか？　仮想通貨チャート分析：ビットコイン・イーサ・XRP（リップル）・ソラナ

ビットコイン価格予測

ビットコイン（BTC）は20日間指数平滑移動平均線（EMA、9万3256ドル）付近まで回復し、強気派はここで弱気派からの強い抵抗に直面するとみられる。

BTC価格が20日間EMAから急反落すれば、弱気派はBTC/USDTペアを8万4000〜8万600ドルのサポートゾーン以下に引きずり込もうと再び試みる可能性が高い。この水準を割り込めば、ビットコイン価格は7万3777ドルまで下落する恐れがある。

一方、20日間EMA付近で強気派があまり後退しなければ、買い手がポジションを維持していることを示す。そうなれば20日間EMAの突破確率が高まり、BTC/USDTペアは心理的節目である10万ドルに向けて上昇する可能性がある。

イーサ（ETH）は20日EMA（3109ドル）に到達し、弱気派の強い売りを引き寄せるとみられる。

価格が20日間EMAから急反落すれば、ETH/USDTペアは2623ドルまで下落する可能性がある。2623ドルは強気派が強力に防衛すると予想されるが、この水準を割り込めばETH価格は2400ドルまで沈むリスクがある。

逆に、20日間EMAを上抜けて引ければ売り圧力の後退を示す。ETHはその後、3350ドルのブレイクダウン水準、続いて50日間単純移動平均線（SMA、3541ドル）を目指すだろう。

XRPは20日間EMA（2.20ドル）付近で強気派と弱気派が激しい攻防を続けている。

20日間EMAが横ばいで、相対力指数（RSI）も中立圏付近にあることから、強気派・弱気派のいずれにも明確な優位性は見られない。50日間SMA（2.34ドル）を突破すれば、XRP/USDTペアは下降トレンドラインに向けて上昇する可能性がある。

一方、XRP価格が下落し、2.14ドルを割り込めば、強気派が撤退したサインとなり、XRP価格はサポートラインまで下落する恐れがある。この水準は買い手が参入しやすい領域となるだろう。

ソラナ（SOL）の反発は20日間EMA（144ドル）で上値を抑えられているが、強気派は大きく後退していない。

これは20日間EMA突破の可能性を高める要因となる。SOL/USDTペアはその後50日間SMA（167ドル）に向けて上昇するとみられ、弱気派はこの水準で再度回復を阻止しようと試みるだろう。しかし50日間SMAを超えれば、価格は190ドルに向けて上昇する可能性がある。

一方、弱気派がソラナ価格を126ドルのサポート以下に沈めることに成功すれば、ペアは110ドル、最終的には95ドルの強固なサポートまで下落する可能性がある。

本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限りません。この記事には投資助言や推奨事項は含まれていません。すべての投資や取引にはリスクが伴い、読者は自身でリサーチを行って決定してください。