3月12日、ほとんどの資産クラスで大量の売却が発生した。金でさえ3.17%下落してしまった。トレーダーがポートフォリオのすべてを現金に換えたことを示している。新型コロナウィルスのパンデミックを受け、パニック状態に陥ってしまったといえるだろう。そしてそれは仮想通貨市場にも波及した。通常、このような急激な売りの後は、信念を持った長期投資家が買いを入れるため、市場は底を打つ傾向がある。今後の相場がどうなるか、テクニカル面から見ていこう。
BTC/USD
ビットコイン(BTC)は3月12日に40%近く下落した。通常、このような暴落が発生すれば、ほとんどの投機的なポジションは閉じられてしまったことになる。
(出典: Tradingview)
短期的なトレーダーは相場から遠ざかってしまうが、長期投資家はこのパニック主導の下落を利用してポジションを増やす。
ビットコインは相場暴落で、一時3,803.58ドルまで下落した。現在、価格は対称トライアングル(チャートの黄色線)に再び入っている。これは強い買いを示唆するものであり、ポジティブなサインだ。
しかし、強気派はより高いレベルにまでBTCを引き上げることができていない。これは売りがまだ終わっていないことを示唆している。安値での買いと反発時の売りにより、今後数日間はボラティリティが高いままになるだろう。判断するのはまだ時期尚早であるが、BTCは底に近づいていると感じられる。
反発の動きは、6,435ドルまで達する可能性がある。6,435ドルはレジスタンスとして機能するだろう。次の反落時にBTCが対象トライアングルのサポートラインを維持できれば、底が確認されたといえる。価格が6,435ドルから反落し、3,803.58ドルを下回ってしまえば、強気の見方は無効となる。
ETH/USD
イーサ(ETH)は3月12日、重要なサポートである117.090ドルを下抜けた。その後、ETHは87.131ドルまで下落。そこから強気派による反発が試みられている。これは、低い価格レベルでは強い需要があることを示唆しており、ポジティブなサインだ。
(出典: Tradingview)
強気派が今後3日間、117.090ドル以上の価格を維持できた場合、強気派が優位なサインだ。反発の動きは、155.612ドルにまで達する可能性がある。155.612ドルのレベルは強固なレジスタンスとなる可能性が高い。ETHが155.612ドルから反落しても、117.090ドル以上を維持できれば、底を打ったことになるだろう。
ETHが155.612ドルを前に反落し、87.131ドルを下抜けてしまえば、強気の見方は無効となる。
XRP/USD
XRPは3月12日にチャネル(チャートの青色部分)のサポートラインを下回り、0.1140ドルまで下落した。ただし、強い買いにより、チャネル内に再び押し戻したことはポジティブなサインだ。
(出典: Tradingview)
しかし、強気派は0.17468ドルで強固なレジスタンスに直面している。XRPがここから反落しても、0.1140ドル以上を維持できれば、底入れのプロセスに入ると予想される。
想定に反し、XRPが現在のレベルもしくは0.17468ドルから反落し、0.1140ドルを下抜けてしまった場合、下降トレンドが再開してしまう。逆に0.17468ドルを突破し、それを維持できれば、強気派が優位であることを示唆するものだ。
BCH/USD
ビットコインキャッシュ(BCH)は、下降チャネル(チャートの青色部分)のサポートラインを下抜け、169.62ドルの水平サポート付近まで下落した。しかし、ポジティブなサインは、弱気派がこの下落を利用できなかったことだ。
(出典: Tradingview)
169.62ドルまで下落したことで、強い買いによる反発の動きが始まってた。しかし、強気派はより高いレベルを維持することができなかった。これは、弱気派が依然として積極的に売りを行っていることを示唆するものだ。
現在、強気派は169.62ドル以上の価格レベルを維持しようとしている。これに成功すれば、価格をチャネル内に戻そうと試みるだろう。
ただし、169.62ドルのサポートラインが崩れた場合、弱気派はBCHを141.11ドル以下に沈めようとするだろう。141.11ドルが突破されれば、次のサポートは105ドルになる。
LTC/USD
ライトコイン(LTC)は3月12日に下降チャネル(チャートの青色部分)のサポートラインを下抜けて終値を付けた。
(出典: Tradingview)
現在、強気派は反発を試みており、38.8015~35.8582ドルのゾーンがレジスタンスとなっている。LTCがこのレジスタンスから反落すれば、弱気派は再び価格を引き下げようとするだろう。23.9777ドルを下抜けてしまうと、非常にネガティブだ。
逆に、強気派がレジスタンスゾーンを突破して、その状態を維持できれば、ポジティブなサインだ。トレードを提案する前に、新たな買い場が設定されるのを待ちたいと思う。
翻訳・編集 コインテレグラフジャパン
ここに表示された見解および意見は、著者のものであり、必ずしもコインテレグラフの見解を反映するものではありません。すべての投資とトレーディングにはリスクが伴うため、意思決定の際に独自の調査を実施する必要があります。市場データは、HitBTCから提供されています
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