BTC/USD

ビットコイン(BTC)の20日間移動平均線(EMA)はフラットとなっており、相対力指数(RSI)は中間点に近づいている。これは買い手と売り手との間でバランスが拮抗していることを示すものだ。ビットコインは今後数日間、レンジが限定された値動きをする可能性がある。レンジが7,856.76~7,000ドルの範囲内の場合。強さを示すシグナルだ。レンジを上抜けて、上昇する可能性を高めるだろう。

(出典: Tradingview BTC/USD デイリーチャート)

7,856.76ドルを上抜けることができれば、強気のサインだ。過去6か月間存在していた下降ウェッジパターンよりも、価格を上に押し上げるだろう。最初の目標は、10,360.89ドルへの上昇だ。このレベルを突破できた場合、次の注目すべきポイントは12,000ドルになる。

逆にビットコインが7,000ドル以下になってしまった場合、6,435ドルまで下落する可能性が出てくる。強気派がこのサポートを死守することを期待したい。強気派が6,435ドルのサポートを守ることができれば、6,435~7,856.76ドルの広いレンジでの値動きとなるだろう。

7,856.76ドルを上抜けることができれば、買いの機会になると考えている。したがって、トレーダーは以前の分析で提案したロングポジションを開始することができる。

一方でビットコインが6,435ドルを下抜けることになってしまえば、相場はネガティブに転換してしまうだろう。

ETH/USD

強気派は、イーサ(ETH)を131.84ドル以上に留めようとしている。イーサでは直近の安値を起点として、対称型トライアングルのパターンが形成されつつある。通常、対称型トライアングルは保ち合いのパターンと考えられているが、相場の反転につながる時もある。

(出典: Tradingview ETH/USD デイリーチャート)

反転の動きが上昇か下落か、どちらの方向に動くのかを予測することは困難だ。したがって、トレーダーは賭けをする前に、対称型トライアングルがどちらの方向に動くのかを待つべきだろう。

ETHがトライアングルの上方向に動くとなれば、ポジティブなサインだ。そのような動きとなれば、最初の目標は164ドルだ。トレーダーはトライアングルを上抜けて、(UTC時間で)終値を付けたならば、ロングポジションを取ることができる。最初のストップロスは122ドル以下で設定しておこう。

逆に弱気派がトライアングルを下方向に動かしたならば、直近の安値である117.09ドルを再びテストすることになるだろう。

XRP/USD

強気派と弱気派が安全運転を心がけているのか、XRPは0.18339~0.20041ドルのレンジ内での値動きが続いている。20日間EMAはフラットとなっており、RSIは徐々に上昇している。これは売り圧力が低下していることを示唆している。

(出典: Tradingview XRP/USDデイリーチャート)

レンジを上抜ければ、強気派が優位であることを示すことになる。そうなれば、0.2326ドルへの上昇も視野に入ってくる。50日間SMAはレジスタンスとなるだろうが、それを超えることは可能だとみている。したがって、以前の分析で示した買い提案を維持したいと思う。

弱気派がXRPを0.18339ドル以下に引き下げた場合、強気の見方は無効となる。この場合、XRPは0.17468ドルまで下落する可能性が出てくる。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン

ここに表示された見解および意見は、著者のものであり、必ずしもコインテレグラフの見解を反映するものではありません。すべての投資とトレーディングにはリスクが伴うため、意思決定の際に独自の調査を実施する必要があります。市場データは、HitBTCから提供されています。

 

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