BTC/USD
12月23日と29日、弱気派は、強気派による50日間SMA(単純移動平均線)突破の試みを阻止した。高い水準での売りが強いのだろう、20日間EMA(指数平滑移動平均線)は横ばいでRSI(相対力指数)は中点付近にある。もう2、3日、レンジ相場が続きそうだ。
もし強気派が7856.76ドルのレジスタンスを突破したら、トレンド転換のシグナルとなるだろう。下降トレンド線は、ちょうどこの真上にある。このため以前の買い推奨をそのまま保持する。
(出典: Tradingview)
対照的に、もし強気派が7856.78ドル突破に失敗すれば、あと2、3日レンジ相場がありえそうなシナリオとなる。もし7000ドル〜7856.76ドルでの保ち合いが続けば、強さを示すことになるだろう。
しかし、7000ドルを下回れば、弱気サインだ。下降トレンドにおける次のサポートは、6435ドル。サポートは何度も試されるたびに弱くなる。もし6435ドルを下回ればかなりのネガティブ要因となり、パニック売りも出るかもしれない。
ETH/USD
29日、強気派はイーサ(ETH)を直近のレジスタンスである131.84ドルと20日間EMAにある133ドルの上に押し上げた。11月15日以降、20日間EMAより上で(UTC時間で)取引を終えたのは初めてだ。
(出典: Tradingview)
しかし、強気派が勢いをつけた訳ではない。下降トレンド線でかなり手強い抵抗にあっている。弱気派は、現在131.484ドルより下に価格を下げようとしている。もし成功すれば、122.496ドルまで下落するかもしれない。
もし強気派が122.496ドルのサポートを守れば、レンジ相場が2、3日続くだろう。下降トレンド線を超えれば、勢いがでるはずだ。157.5ドルまで上昇も見えてくる。50日間SMAにある149ドルが、小さな抵抗線水準になるが、我々はクロスするとみている。
XRP/USD
XRPは引き続き0.18339ドルと0.20041ドルのレンジの中でトレードしている。20日間EMAはレンジのレジスタンス付近にある。よって弱気派がこの水準をかなり積極的に死守しようとするだろう。
(出典: Tradingview)
もし価格が現在の水準から下落すれば、レンジ相場がさらに2、3日続くことになるだろう。レンジの下抜けはかなりの弱気サインだ。下降トレンドの再開を意味するだろう。
しかし、もし強気派が0.20041ドルより上昇して維持できれば、0.2326ドルへの上昇も可能だ。積極的なトレーダーは、0.20041ドルを超えてUTC時間で取引が終わったら買っても良いだろう。ストップロスは0.183ドルだ。
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