BTC/USD

ビットコイン(BTC)は23日、直上のレジスタンスである7,856.76ドルから反落した。これは、弱気派がこのレジスタンスを積極的に守ろうとしていることを示している。反落したビットコインのサポートは7,000ドルだ。ここを下抜けてしまえば、ビットコインは6,435ドルまで下落する可能性が出てくる。強気派がこのサポートを死守することを期待しているが、もし下抜けてしまえば、センチメントは非常にネガティブになるだろう。

BTC USD daily chart. Source: Tradingview

出典: Tradingview

20日間移動平均線(EMA)はフラットで、相対力指数(RSI)は50をわずかに下回っている。これは、今後数日間はレンジ内での値動きになることを示している。ビットコインが7,000ドルから反発すれば、ポジティブなサインだ。買い手側が、より深い調整を待ってないことを示すからだ。7,000~7,856.76ドルの間で保ち合い相場となれば、この狭いレンジから抜け出す可能性が高くなるだろう。

7,856.76ドルを上抜けて、終値(UTC時間)を付けることができれば、トレンドの変化につながるだろう。したがって、以前の分析で示したロングポジションを引き続き提案したいと思う。

ETH/USD

イーサ(ETH)は20日間EMAから反落し、125ドルのサポート近辺まで下落した。移動平均線は下降しており、RSIは売られ過ぎの領域に近い。弱気派が主導権を握っていることを示唆するものだ。

ETH USD daily chart. Source: Tradingview

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125ドルを下抜ければ、次のサポートは117.09ドルになる。ここも下抜けてしまえば、下降トレンドが再開してしまうだろう。そうなれば、100ドルまで下落する可能性が出てくる。

逆に、強気派が117.09ドルのサポートを死守できた場合、数日間のレンジ相場になるだろう。ETHが20日間EMAを上抜けることができれば、相場はポジティブになるだろう。

XRP/USD

強気派がXRPを0.20041ドルより上に押し上げることができなかったため、利益を確定する動きが出たとみられる。弱気派は、XRPを直近の安値である0.17468ドルに引き下げようとしている。このサポートを下抜けてしまえば、下降トレンドが再開してしまうため、非常にネガティブだ。

XRP USD daily chart. Source: Tradingview

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移動平均線は下降しており、RSIはネガティブの領域にあるため、弱気派が優位にあることを示唆している。

それでも、強気派が0.17468ドルのサポートを死守できれば、XRPは数日間のレンジ相場になるだろう。最初のポジティブなサインは、直上のレジスタンスである0.20041ドルを上抜けて、終値を付けることだ。それまでは、相場を静観したいと思う。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン

 

ここに表示された見解および意見は、著者のものであり、必ずしもコインテレグラフの見解を反映するものではありません。すべての投資とトレーディングにはリスクが伴うため、意思決定の際に独自の調査を実施する必要があります。市場データは、HitBTCから提供されています

 

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