ビットコイン価格分析

8月1日、ビットコイン(BTC)のボラティリティが増大し、弱気派が価格を直近の支持線である28861ドルを下回らせた。しかし、ローソク足の下ヒゲは、下値での積極的な買い取引を示している。

BTC/USDT daily chart. Source: TradingView

強気派は価格を20日移動平均線(EMA)である29596ドルを上抜けたが、30000ドルのハードルを越えるのに苦労している。これは弱気派が抵抗しており、上昇相場で売っていることを示している。

20日EMAは平坦化しており、相対力指数(RSI)も中間点をやや下回っていることから、短期的にはレンジ形成が見られる。その範囲は上方が30050ドル、下方が28585ドルとなりそうだ。

この狭いレンジを買い手が上回れば、BTC/USDTペアは31000ドルから32400ドルにかけての上位抵抗帯に上昇する可能性がある。一方、下方では28585ドルを下回れば、下方向への動きが始まり、27500ドルから26000ドルに向かうかもしれない。

イーサ価格分析

8月1日、イーサリアム(ETH)の狭いレンジ取引は下抜けたが、弱気派は下値を維持できなかった。これは日足のローソク足の長い下ヒゲから見て取れる。

ETH/USDT daily chart. Source: TradingView

弱気派にとって有利な兆候は、価格を20日EMA(1873ドル)を超えさせなかったことだ。弱気派は価格を50日単純移動平均線(SMA)の1864ドル以下で維持することで地盤を強化しようとしている。

その目標を達成すれば、ETH/USDTペアは1813ドルまで下落する可能性がある。このレベルを破ってクローズすると、ペアは1700ドル、次に1626ドルへと落ち込む可能性がある。

一方、強気派が短期的な下落を防ぐには、20日EMAのハードルを乗り越える必要がある。これに成功すれば、2000ドルの心理的抵抗への上昇が始まるだろう。

XRP価格分析

8月1日、リップル(XRP)は0.67ドルの支持線から反発したが、強気派は高値を維持できなかった。これは弱気派があらゆる小規模な反発相場で売っていることを示している。

XRP/USDT daily chart. Source: TradingView

弱気l派は再度、価格を0.67ドルのサポートラインへ引きずり下げようとしている。短期間にわたり同じサポートレベルが再テストされると、それは弱くなりがちだ。0.67ドルレベルが崩れれば、XRP/USDTペアは0.56ドルのブレイクアウトレベルまで大幅に下落する可能性がある。

しかし、価格が再び0.67ドルから力強く反発すれば、それは強気派がこのレベルを激しく防衛していることを示す。それにより、価格は0.75ドルの直近の抵抗線へ押し上げる可能性があり、このレベルを上回ると、0.85ドルまでのラリーが可能になるだろう。