ビットコイン価格分析
8月8日および9日に強気派がビットコインを50日間単純移動平均線(29,960ドル)以上に押し上げたが、高値を維持できなかった。これは、弱気派が上昇の際に売りに出ていることを示唆している。

BTC/USDTのペアのレンジはさらに縮小し、価格は28,585ドルと30,350ドルの間で変動している。移動平均線はフラットになっており、相対力指数(RSI)も中点付近にあるため、一定期間、横ばいの動きが続く可能性がある。
価格がレンジ内で動いているとき、ブレイクアウトの方向を予測するのは難しい。ただし、トレーダーはトレンド変化に備えておくべきだ。
もし価格が28,585ドル以下に急落した場合、BTCは26,000ドルに下落し、その後24,800ドルまで下落する恐れがある。逆に、30,350ドルを上回れば、BTCは32,400ドルに向かって上昇し始めるだろう。これが40,000ドルに達する前の最後の障壁となるだろう。
イーサ価格分析
イーサ(ETH)は過去数日間、50日間SMA(1,879ドル)と水平サポートの1,816ドルの間で取引されている。これは、強気派と弱気派の間で次の方向性に向けて綱引きが行われていることを示唆するものだ。

フラットな20日間指数平滑移動平均線(1,855ドル)と中間点よりもやや下のRSIは、強気派と弱気派のどちらにも優位性をもたらしていない。弱気派は価格を1,816ドル以下に引き下げる必要がある。そうすると売りが強まり、ETH/USDTペアを1,700ドルに下落し、その後重要なサポートである1,626ドルに向かう恐れがある。
反対に、ETH価格が上昇し、50日間SMAを上回ると、2,000ドルの心理的抵抗に向けた上昇が始まる可能性がある。
XRP価格分析
XRPは8月9日に20日間EMA(0.65ドル)から下落し、弱気派がこの水準をレジスタンスに変えようとしていることを示している。

下落時の重要なサポートは50日間SMA(0.61ドル)だ。このレベルを下抜けてしまえば、売りが増加し、XRP/USDTペアは0.56ドルにまで急落する恐れがある。
別の可能性として、XRP価格が50日間SMAから反発する場合がある。そうなれば、XRPは移動平均線の間でしばらくはレンジ内での値動きとなるだろう。0.67ドル以上を上回れば、強気の最初のサインとなるだろう。それにより、0.73ドルへの上昇の可能性が出てくるだろう。
翻訳・編集 コインテレグラフジャパン
本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限りません。この記事には投資助言や推奨事項は含まれていません。すべての投資や取引にはリスクが伴い、読者は自分でリサーチを行って決定してください。