BTC/USDT
この2日間、弱気派は200日単純移動平均線(SMA:45,091ドル)の下に価格を引き戻そうとしているが、強気派が抵抗している。

20日指数移動平均線(EMA:41,010ドル)は正の傾きを示し、相対力指数(RSI)は買われすぎのゾーンにあることから、市場は強気派が主導権を握っていることがわかる。
強気派が価格を46,700ドル以上に推し進めれば、BTC/USDTペアは50,000ドルから51,500ドルのレジスタンスゾーンに向かって上昇をはじめるだろう。弱気派はこのゾーンでの上昇を阻止しようとするだろうが、強気派がこの課題を克服できれば、同ペアは60,000ドルまで上昇する可能性がある。
もし、200日SMAを下回れば、20日EMAまで下落するかもしれない。20日EMAから反発した場合、強気派は上昇トレンドの開始を再度試みるだろう。
逆に、20日EMAを割り込むと、次のサポートである36,670ドルまで下落する可能性が出てくる。この水準は、強気派が守るべき重要な水準であり、これが割れれば、弱気派は攻勢を強めるだろう。
ETH/USDT
イーサ(ETH)が8月9日に強い反発を見せたことは、強気派が3,000ドルのレベルをサポートに変えたことを示している。このレベルは、今後の下落の際の底値として機能する可能性が高い。

強気派は今日、上昇トレンドの再開を試みている。ETH/USDTペアは今後、3,441.73ドルから3,587.06ドルのレジスタンスゾーンまで上昇する可能性があり、ここではベアが厳しい挑戦をしてくるだろう。
もし、このゾーンから下降に転じても3,000ドルから反発すれば、強気派が押し目で買っていることを示唆する。そうなれば、4,000ドルまでの上昇が見通せる。
一方、20日EMA(2,712ドル)を下回れば、今回のブレイクアウトがブルトラップであったことが示唆される。その場合、200日EMA(2,229ドル)まで下落する可能性がある。
XRP/USDT
強気派は8月9日の0.75ドルでのブレイクアウトレベルの再テストを成功させ、XRPを200日SMA(0.80ドル)の上に押し戻した。XRPは現在、下降チャネルのダウントレンドラインまで上昇する可能性があり、そこで弱気派が厳しい抵抗をするだろう。

ダウントレンドラインから下降に転じても、20日EMA(0.75ドル)から反発した場合は、強気派が押し目で買っていることを示す。下降チャネルをブレイクアウトして上でクローズした場合は、トレンドが変わる可能性を示唆する。
上昇の第一目標は1.07ドルで、このレジスタンスを上回れば、1.26ドルに達する可能性がある。あるいは、現在のレベルまたはダウントレンドラインから下降に転じ、0.69ドルを下抜けした場合は、下降トレンドが継続していることを示す。
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