BTC / USDT
ビットコインは過去数日間、31,000ドルから42,451.67ドルのレンジの下方部分で取引されている。これは、需要がより高値で枯渇していることを示しており、ネガティブなサインだ。

20日間指数移動平均線(34,440ドル)は再び低下し始めており、相対力指数(RSI)は46を下回っている。これは、弱気派がわずかに優勢であることを示唆している。
弱気派は、BTC / USDTペアを31,000ドル~28,000ドルのサポートゾーン以下に沈めようとするだろう。しかし、強気派はサポートゾーンで強力に防衛しようとするため、簡単に弱気派に道は譲らないだろう。
BTC価格が現在のレベルから上昇するか、31,000ドルから反発した場合、強気派は再び価格を36,670ドルに押し上げようとするだろう。このレジスタンスを突破できれば、強気の最初のサインとなるだろう。これにより、42,451.67ドルへの上昇への道が開かれることになる。
しかし、28,000ドルのサポートが崩壊した場合、31,000ドル以上で蓄積しているトレーダーによるストップロスが発生する可能性があり、パニック売りが発生する恐れがある。下落時の次のサポートは20,000ドルだ。
ETH / USDT
イーサリアム(ETH)は7月7日に50日間単純移動平均線(2,350ドル)を上回ったが、強気派は高値を維持できなかった。それは短期トレーダーによる利益確定と、攻撃的な弱気派によるショートを引き付けたかもしれない。

ETH / USDTペアは7月8日に20日間EMA(2,203ドル)を下回ったが、ポジティブな兆候は強気派が2,000ドルでサポートを防衛していることだ。強気派が移動平均線以上に価格を押し上げた場合、ETHが下降トレンドラインにまで上昇する可能性が出てくる。ここを超えることができれば、調整が終了の示す最初のサインになるだろう。
逆に、価格が移動平均線から反落した場合、弱気派は再びETHを2,000ドル以下に沈めようとするだろう。そうなった場合、ETHは次のサポートである1,728.74ドルまで下落する恐れがある。ここも下抜けてしまば、弱気派の勢いが増し、下落が1,536.92ドルに達してしまうだろう。
XRP / USDT
過去数日間に強気派がXRPを20日間EMA(0.68ドル)を超えて押し上げることができなかったのは、需要がより高値で枯渇していることを示している。20日間EMAを超えると予想していたトレーダーは、ポジションを清算しているようで、0.63ドルのサポートを下回ることになった。

強気筋が0.63ドル以上にXRP価格をすぐに押し上げることができない場合、弱気派はそこにつけ込み価格を0.58ドル以下に引き下げようとするだろう。弱気派はさらに、XRP / USDTペアを0.50ドルの心理的サポートにまで引き下げようと試みるだろう
このレベルを下回ると、パニック売りにつながる恐れがある。下落時の次のサポートは、下降チャネルのサポートラインになる。価格が上昇して0.75ドルを超えれば、このネガティブな見方は無効になる。
BCH / USDT
ビットコインキャッシュ(BCH)は過去数日間、475.69ドルから538.11ドルの間の狭いレンジで取引されている。通常、レジスタンスの近くでのこのようなタイトな保ち合いは、上方へのブレイクアウトをもたらすが、それはまだ起こっていない。

直上のレジスタンスを上抜けることができなければ、短期トレーダーによる利益確定を引き付ける可能性がある。その結果、狭いレンジを下抜けてしまうだろう。そうなった場合、BCH / USDTペアは428.43ドルまで下落し、さらに370ドルまで下落する恐れがある。
20日間EMA(518ドル)はわずかに下落しており、RSIは44を下回っている。これは、弱気派がわずかに優勢であることを示唆している。BCH価格が現在のレベルから上昇し、538.11ドルを超えた場合、このネガティブな見方は無効になる。そうなれば650.35ドルに上昇する道が開けるだろう。
翻訳・編集 コインテレグラフジャパン
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