下落トレンドが終わりに近づく　仮想通貨チャート分析：ビットコイン・イーサ・XRP（リップル）・ビットコインキャッシュ

BTC/USDT

強気派はここ数日、ビットコインをトレンドラインの上で保持している。36,670ドルをブレイクアウトして終値を迎えれば、アセンディングトライアングルパターンが完成し、42,451.67ドルのレジスタンスに移行する可能性がある。

しかし、42,451.67ドルは強力なレジスタンスとなるだろう。このレベルから反落した場合、BTC/USDTペアは36,670ドルまで下落する可能性がある。強気派がこのレベルをサポートに変えることができれば、センチメントがポジティブになり、トレーダーがディップで買っていることを示す。

そうなると、42,451.67ドルを突破する可能性が高まる。このような動きは、調整が終了し、新たな上昇トレンドを開始する準備が整ったことを示唆する。

逆に、現在の水準や直上のレジスタンスラインから下降に転じてトレンドラインを下抜けした場合は、31,000ドルまで下落するかもしれない。このレベルは、弱気派がこのレベルを下回るような終値を出すことができなかったもので、注意すべき重要なレベルだ。

もしそうなれば、弱気派が需要を吸収したことを示すことになる。28,000ドルを下回ればパニック売りが発生し、20,000ドルへの下落につながる恐れがある。

強気派は過去3日間、イーサ（ETH）を20日指数移動平均線（EMA,2,219ドル）の上で維持しており、センチメントがポジティブになっていることを示している。強気派は現在、50日単純移動平均線（SMA,2,369ドル）の上で価格を維持しようとしている。

もし彼らが成功すれば、ETH/USDTペアはダウントレンドラインまで上昇する可能性があり、そこで再び厳しい抵抗を受けるだろう。そこから下降に転じても、20日EMAから反発するようであれば、ダウントレンドラインを上抜ける可能性が高まる。

このような動きは、2,990.05ドルへの上昇につながるだろう。このレジスタンスラインを上抜けた場合は、調整が終わったことを示唆する。

逆に、現在のレベルや直上のレジスタンスラインから下降に転じて20日EMAを下抜けると、弱気派が上昇時に売っていることを示す。その後、2,000ドル、そして1,728.74ドルまで下落する可能性がある。

XRPはここ数日、0.63ドルと20日EMA（0.70ドル）の間で挟まれている。このタイトレンジの取引は、次の方向性についての強気派と弱気派の力が拮抗していることを示している。トレーダーは大きな賭けを避けているようだ。

しかし、この小さなレンジは長くは続かないだろう。まもなく、価格は決定的な動きを始めるかもしれない。強気派が価格を20日EMAと0.75ドルのレジスタンスの上に突き上げれば、XRP/USDTペアは0.93ドル、さらには1.07ドルまで上昇する可能性がある。

逆に、0.63ドルを下回ると、弱気派は0.58ドル、さらには0.50ドルまで価格を引き下げようとするだろう。心理的水準である0.50ドルを下回れば、下降トレンドの再開が示唆される。

ビットコインキャッシュ（BCH）は、ここ数日、538.11ドルのレジスタンスにしがみついている。硬い抵抗の近くでタイトな調整があると、通常は上にブレイクすることにつながる。

フラットな20日EMA（524ドル）と46を超えるRSIは、強気派がカムバックしようとしていることを示している。もし強気派が価格を538.11ドル以上に推し進めれば、BCH/USDTペアは650.35ドル、そして800ドルへと上昇する。

この仮定に反して、価格が現在のレベルまたは50日SMA（596ドル）から下降に転じ、475.69ドルを下抜けした場合、同ペアは370ドルまで下落する可能性がある。このような動きがあれば、さらに数日間、370ドルから538.11ドルの間のレンジで推移するだろう。

翻訳・編集　コインテレグラフジャパン

ここに表示された見解および意見は、著者のものであり、必ずしもコインテレグラフの見解を反映するものではありません。すべての投資とトレーディングにはリスクが伴うため、意思決定の際に独自の調査を実施する必要があります。市場データは、HitBTCから提供されています。