BTC/USD
仮想通貨（暗号資産）ビットコイン（BTC）は、10500ドルの重要なレジスタンスを脱却した。これにより、短期、中期、長期の3つの異なる強気のセットアップが完了した。
（出典：トレーディングビュー）
価格が10,400ドル以上でクローズした場合、11870.50ドルを目標とする強気の上昇トライアングルパターンが完成する。これが短期的なターゲットだ。
次に、BTC/USDペアが10400ドル〜10500ドルのレジスタンスゾーンの上でクローズした場合、16997ドルを目標とする強気の逆三尊パターンが完成する。これが中期のターゲットだ。
強気派はすでにBTC/USDペアを大きな対称トライアングルのレジスタンスラインの上に追い込んでいる。この設定では28881.90ドルをターゲットとしており、長期的に達成されそうだ。
しかし、10400〜10500ドルのレジスタンスゾーンを上抜けられない場合、弱気派は価格を10000ドル以下に沈めようとするだろう。もしそうなれば、高値での需要がないことを示し、大きな下落につながるだろう。
ETH/USD
イーサ（ETH）は253.556ドルのレジスタンスを突破して以来、強い上昇トレンドに入っている。これはトレーダーが利益を逃すことを恐れて、積極的に買いを入れていることを示している。
（出典：トレーディングビュー）
ここ数日の急激な上昇は、相対力指数（RSI）を買われすぎのゾーンに深く押し込んでいる。歴史的には、RSIが87以上に達すると調整局面に入っている。
昨年の5月中旬の調整は浅く、ETH/USDペアは数日間の停滞の後、上昇の動きを再開した。しかし、今年の2月中旬に高値を記録した後に、価格は急落し、その利益をすべて戻す形となった。
そのため、今回の上昇後に価格を追いかけるのはリスクの高い戦略かもしれない。新たにポジションを持つ前に、押し目や調整を待った方が、論理的なストップロスが得られ、高い損益比率となるからだ。
下降トレンドラインの最初のサポートは288.599ドル。このサポートを跳ね返せば、押し目に対する強い需要を示すことになるため、ポジティブなサインとなる。上値の次のターゲットは366ドルで、この水準を上回れば、次のターゲットは480ドルだ。
一方で、弱気派が価格を288.599ドル以下に沈めた場合は、強気の勢いが弱まっていることを示すシグナルとなり、より深い調整や数日間の蓄積期間になる可能性がある。
XRP/USD
XRPは、7月25日に逆三尊パターンのネックラインの上を破った。この強気のセットアップからのターゲットは0.25ドルだ。一般的に、ブレイクアウト後、価格はネックラインを再テストする。
（出典：トレーディングビュー）
そしてネックラインから反発すれば、上昇の動きが始まりそうだ。0.235688ドルには弱いレジスタンスがあるが、これは突破できるだろう。0.20ドルの20日指数移動平均線がプラスの傾きを示していることと、買われ過ぎゾーンのRSIは、強気派が主導権を握っていることを示している。
しかし、もし弱気派が、XRP/USDペアをネックラインより下に落とし込んだ場合は、大きな下落につながる。ネックラインのブレイクアウト後買っていたトレーダーはポジションをカバーすることを余儀なくされ、その結果、0.188499ドルまで下落する可能性がある。
BCH/USD
ビットコインキャッシュ（BCH）は260ドルのレジスタンスを突破しており、これは強気派が上値での買いを継続していることを示している。次のレベルは280.47ドルだ。
（出典：トレーディングビュー）
強気派が227ドル以上に押し上げられれば、新たな上昇トレンドが発生する可能性がある。200〜280.47ドルの大きなレンジをブレイクした場合、次のターゲットは360.94ドルだ。
しかし、強気派がBCH/USDペアを280.47ドル以上に押し上げることに失敗した場合、260ドルまで下落するかもしれない。このレベルを下回れば、弱気のシグナルとなり、レンジ幅に縛られた動きがあと数日続く可能性が高い。
LTC/USD
ライトコイン（LTC）は依然として39ドルから51ドルのレンジ内で立ち往生している。7月25には46ドルを超えて急騰したが、強気派が51ドル以上の価格に押し上げられていない。これは弱気派レンジのレジスタンスを積極的に守っていることを示している。
（出典：トレーディングビュー）
LTCは7月26日に46ドルを下回ったが、下値は維持されなかった、これは強気派が押し目で買いを入れたことを示している。
もし成功すれば、新たな上昇トレンドが形成される可能性が高く、最初の目標は64ドルだ。
こうした強気の見方は、LTC/USDペアが51ドルから下降し、46ドル以下に急落した場合には無効となる。この場合はレンジ内の動きがあと数日続く可能性が高いことを示している。
翻訳・編集 コインテレグラフジャパン
ここに表示された見解および意見は、著者のものであり、必ずしもコインテレグラフの見解を反映するものではありません。すべての投資とトレーディングにはリスクが伴うため、意思決定の際に独自の調査を実施する必要があります。市場データは、HitBTCから提供されています
【PR】コインテレグラフのレギュラーコメンテーター「トシムリン」が運営する「仮想通貨研究所LINE」の登録はこちらから！トレードにおける情報や「ツボ」と「コツ」を手に入れよう。
