ビットコイン価格分析

ビットコインは7月17日以来、30,067ドルの20日間指数平滑移動平均線(EMA)以下で推移しており、これはネガティブなサインだ。現在の価格帯では積極的な買いが不足していることを示している。

BTC/USDT daily chart. Source: TradingView

強気派は7月20日に価格を20日間EMA以上に押し上げたが、ローソク足の長いヒゲは高値での売りを示している。弱気派は、BTC価格を29,500ドルという重要なサポートライン以下に引き下げることで勢いを強化しようとするだろう。

これに成功すれば、保ち合い状況が弱気派有利に動いたことを示すことになる。その場合、BTC/USDT ペアは28,869ドルの50日間単純移動平均線(SMA)に向けて下落し、その後27,500ドルにまで落ち込む可能性がある。

逆に、価格が急反発し、20日間EMAを上回ると、BTCが31,000ドルに上昇する可能性があることを示すだろう。BTC価格が32,400ドルを突破し、終値をつけることができれば、新たな上昇トレンドが期待できるだろう。

イーサ価格分析

イーサ(ETH) は過去数日間、20日間EMA(1,896ドル)近辺で取引されている。これは強気派と弱気派の間の均衡状態を示している。

ETH/USDT daily chart. Source: TradingView

下値で注意すべき重要なサポートラインは、50日間SMA(1,854ドル)である。このサポートラインが破られると、ETH/USDTペアは1,800ドルに下落し、その後1,700ドルに下落する恐れがある。そのような動きは、ペアが1,626ドルから2,000ドルの大きなレンジ内で振れ続ける可能性があることを示している。

逆に、現在のレベルまたは50日間SMAから価格が反発し、2,000ドルを上回ると、強気派が主導権を握っていることを示す。その場合、ETHは2,141ドルに急騰し、最終的には2,200ドルに至る可能性がある。

XRP価格分析

強気派はXRPを7月19日と20日に0.83ドルのレジスタンスライン以上に押し上げたが、この強さを維持することはできなかった。

XRP/USDT daily chart. Source: TradingView

これにより、強気派が利益を確保し、積極的な弱気派がショートポジションを開始した可能性が高まった。弱気派は、価格を20日間EMA(0.65ドル)のサポートラインに向けて引き下げようとするだろう。

XRP価格がこのレベルから反発すれば、XRP/USDTペアはしばらくの間、0.65ドルから0.85ドルの間でのレンジ相場が続く可能性がある。

0.85ドルを突破し、その上で終値をつけることができれば、0.94ドルを再び試す展開となるだろう。逆に0.65ドルを下回ると、XRPは0.56ドルまで落ち込む恐れがある。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン
 

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