BTC/USDT

ビットコインは6月3日に対称トライアングルのレジスタンスラインを上回ったが、強気派は20日間指数移動平均線 (39,856 ドル) を超えることができなかった。これは、センチメントが依然としてネガティブであり、トレーダーが上昇時に売っていることを示唆している。

BTC/USDTの日足チャート。出典: TradingView

弱気派は価格をトライアングルに戻し、価格をトライアングルのサポートライン以下に下げようとしている。これが成功した場合、BTC/USDTペアは30,000ドルから28,000ドルの重要なサポートゾーンを再テストすることになるだろう.

このゾーンを下抜けてしまった場合、パニック売りが始まり、次の主要なサポートである20,000ドルまで下落する恐れがある。このような深い調整は、上昇トレンドの再開を遅らせる恐れがある。

強気の最初の兆候は、20日間EMAを突破することだ。これはセンチメントが改善し、強気派がより高値で購入していることを示唆するものになる。その後、上昇は50日間単純移動平均 (48,192ドル) まで拡大する可能性がある。

ETH/USDT

イーサは6月3日に対称トライアングルのレジスタンスラインを突破したが、強気派は価格を50日間SMA(2,895ドル)以上に押し上げることができなかった。これは短期トレーダーからの売りを引き付けた可能性があり、ETH価格はトライアングル内に戻った.

ETH/USDTの日足チャート。出典: TradingView

フラットな移動平均線と中間点に近い相対力指数 (RSI) は、数日間の保ち合いを示唆している。ETHは、さらに数日間、トライアングルの中にとどまる可能性がある。

50日間SMA を上抜けしてそれを維持できた場合、61.8%フィボナッチリトレースメントレベルである3,362.72ドルに到達できる上昇の始まりとなるだろう。逆に、トライアングルを下抜けてしまえば、重要なサポートである1,728.74ドルを再び試す展開となるだろう。

XRP/USDT

XRPが20日間EMA (1.06ドル) 以上に上昇できなかったことは、センチメントが依然としてネガティブであり、トレーダーが上昇時に売り出していることを示唆している。弱気派がトレンドライン以下に引き下げた場合、下落幅は0.79ドルから0.65ドルにまで拡大する恐れがある。

XRP/USDTの日足チャート。出典: TradingView

20日間EMAの下落と44以下となっているRSIは、弱気派が優勢であることを示唆している。0.65ドルを下抜ければ、0.56ドル、その後0.45ドルまで下落する恐れがある。

逆に、価格がトレンドラインから反発した場合、それは強気のサインだ。強気派が1.10ドルを超えて価格を押し上げ、それを維持すれば、XRP/USDTペアは50日間SMA(1.27ドル)まで上昇し、その後下降トレンドラインまで上昇する可能性がある。

BCH/USDT

ビットコインキャッシュ(BCHの上昇ラリーは、今日には下降トレンドラインから反落しており、弱気派がこのレベルで抵抗していることを示している。20日間EMA(780ドル)の下落とネガティブな領域にあるRSIは、弱気派が支配していることを示唆している。

BCH/USDTの日足チャート。出典: TradingView

弱気派が616.04ドル以下に引き下げた場合、BCHは468.13ドルまで下落する恐れがある。このレベルは強力なサポートとして機能するだろう。価格がこのレベルから反発した場合、強気派は価格を下降トレンドライン以上に押し上げようともう一度試みるだろう。

これに成功すれば、BCH/USDT ペアは919.60ドルの38.2%フィボナッチリトレースメントレベルまで上昇するだろう。このレジスタンスを突破できれば、1,059.07 ドルの50% リトレースメントへの反発への扉が開かれるだろう。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン
 

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