BTC/USD
ビットコイン(BTC)は対称トライアングルから抜け出し、6月1日には10,362.42ドルまで急上昇した。しかし勢いは維持できず、BTCは重要なレジスタンスである10,500ドルを突破することができなかった。
出典: Tradingview
BTCが10,500ドル近辺から反落したのは、今回で3度目となる。前回の2回(チャートの楕円部分)では、急激な反落をもたらした。
しかし、6月2日には強気派は20日移動平均線(9,362ドル)付近で買いを入れた。これはトレーダーが反落時に買いを入れ、価格上昇への期待を持っていることを示唆するものだ。
BTCが20日間EMAを上回っている場合、強気派は再び対称トライアングルのレジスタンスラインの突破を試みるだろう。それに成功すれば、次のレジスタンスは10,500ドルだ。ここを突破できれば、新しい持続的な上昇トレンドが期待できる。
この強気の見方は、BTCが反落し、20日間EMAを下抜けてしまうと無効になる。この場合、トライアングルのサポートラインまで下落する恐れがある。サポートラインを下抜けてしまえば、8,130.58ドルまで下落してしまう恐れがあり、非常にネガティブだ。弱気の材料としては、相対力指数(RSI)が弱気のダイバージェンスとなっている。
ETH/USD
6月2日、イーサ(ETH)は253.556ドルの高値に達したが、逆ヘッド&ショルダーのターゲットだった257ドルを前に下落に転じた。ETHは225.873ドルまで急落してしまった。
出典: Tradingview
強気派は6月3日に227.097ドルで買いを入れた。これはポジティブなサインだ。現在、強気は再び上昇トレンドを再開しようとしている。ETHが253.556ドル以上に回復すれば、上昇チャネルのレジスタンスである265ドルまで上昇できるだろう。
ETHが20日間EMA(219ドル)を下抜けると、トレンドは弱気になってしまう。そうなれば、50日間移動平均線(202ドル)まで下落する恐れがある。
XRP/USD
6月1日、XRPは直上のレジスタンスだった0.20570ドルを超えて、UTC時間で終値を付けた。これは強気派が弱気派を圧倒したことを示唆するものだ。
出典: Tradingview
しかし、6月2日にはXRPは0.20570ドルを下抜けてしまった。これはより高値では買いが不足していることを示唆している。
現在、強気派はXRPを移動平均線より上に維持しようとしている。これに成功すれば、XRPは0.23612~0.24770ドルのレジスタンスゾーンを再び突破しようと試みるだろう。
逆に、弱気派がXRPを移動平均線以下に沈めた場合、XRPは0.19ドルまで下落し、さらに0.17372ドルまで調整する可能性がある。ロングポジションを持っているトレーダーは、ストップロスを0.19ドルで維持しておこう。XRPが0.215ドルを上回った後、ストップロスを引き上げることもできる。
BCH/USD
ビットコインキャッシュ(BCH)は6月2日、レジスタンスだった255.46ドルを上回ったが、強気派はこの勢いを維持することができなかった。BCHは269.17ドルから反落し、217.55~255.46ドルのレンジまで急落した。
出典: Tradingview
BCHは現在、移動平均線から反発しようとしている。強気派が再び255.46ドル突破に成功した場合、280.47ドルまで上昇する可能性がある。
280.47ドル突破は、350ドルをターゲットとする新しい上昇トレンド開始になるだろう。したがって、トレーダーは、BCHが280.47ドルを突破して終値を付けた場合、ロングポジションを取ることができる。
しかし、BCHが255.46ドルから反落して236ドルを下抜けた場合、217.55ドルまで下落する可能性がある。ここも下抜ければ、BCHは200ドルまで下落する恐れがある。
LTC/USD
ライトコイン(LTC)は6月3日に49.9445ドルから反落した。これは、弱気派が50.7864~52.2803ドルのレジスタンスゾーンを積極的に防衛していることを示唆している。弱気派がLTCを移動平均線以下に沈めた場合、39ドルまで下落する恐れがある。
出典: Tradingview
LTCが現在の価格から反発した場合、強気派は再びレジスタンスゾーンを超えようと試みるだろう。
これに成功すれば、LTCは64ドルをターゲットとする新しい上昇トレンドを開始するだろう。従って、トレーダは、LTCが52.2803ドルを超えて終値(UTC時間)を付けらロングポジションを取ることができる。ストップロスは44ドルで設定しておこう。
翻訳・編集 コインテレグラフジャパン
ここに表示された見解および意見は、著者のものであり、必ずしもコインテレグラフの見解を反映するものではありません。すべての投資とトレーディングにはリスクが伴うため、意思決定の際に独自の調査を実施する必要があります。市場データは、HitBTCから提供されています。
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